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インフルエンザとコロナの違いを解説!症状や治療方法に違いはある?

インフルエンザとコロナの違いを解説!症状や治療方法に違いはある?

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コロナインフル違い

 

最近、インフルエンザが流行していますね。

 

季節の変わり目になり、多くの人が風邪やインフルエンザにかかりやすい時期となっています。

 

特にお子様をお持ちの家庭の方は、身近な方がインフルエンザにかかり、学級閉鎖などの影響を受けていることを実感されていると思います。

 

周囲ではインフルエンザの対策としてワクチン接種や適切な衛生対策を呼びかけられているのではないでしょうか。

 

そこで今回は、ともに流行しているCOVID-19とインフルエンザの違いについて解説していきます!

 

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インフルエンザとコロナ(COVID-19)の違いについて

 

原因となるウィルス

 

コロナインフル違い

 

COVID-19は、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)によって引き起こされます。

 

このウイルスは、2019年に中国の武漢市で最初に発見されました。

 

一方、インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされます。

 

インフルエンザウイルスは、多くの種類があり、季節性インフルエンザとして知られるものが一般的です。​​

 

潜伏期間

 

コロナインフル違い

 

COVID-19の潜伏期間は通常、感染後2日から14日程度とされています。

 

この長い潜伏期間の存在が感染の拡散を難しくする要因となっています。

 

一方で、インフルエンザの潜伏期間は通常、感染後1日から4日程度と比較的短いです。

 

COVID-19の長い潜伏期間は、感染者が無症状または軽症の間に他の人に感染を広げるリスクを増加させるため、感染拡大の制御が難しくなることがあります。

 

そのため、COVID-19の感染拡大を防ぐためには、感染者との接触を制限し、適切な感染予防策を実践することが重要です。

 

感染経路

 

コロナインフル違い

 

COVID-19は、飛沫感染や接触感染によって広がります。

 

しかし、空気中の微小な飛沫を介して感染する可能性が高く、感染源となる人が無症状であることもあるため、感染拡大を制御するために厳格な感染対策が必要です。

 

一方、インフルエンザも飛沫感染が一般的です。

 

感染者が症状を示すことが多く、感染経路がより予測しやすいことがあります。

 

その他

 

コロナインフル違い

 

COVID-19は季節に関係なく広まります。

 

したがって、年間を通じて感染のリスクが存在します。

 

一方でインフルエンザは通常、秋から冬にかけて季節的な流行が起こります。

 

 

COVID-19は一般的に重症で感染拡大が難しい傾向があり、対策とワクチンの開発が進行中です。

 

一方、インフルエンザも重篤な場合がありますが、一般的には軽度または中等度の症状が多いです。

 

どちらの感染症も予防策と早期の治療が重要です。

 

▶︎感染症の分類や種類を簡単解説|なぜコロナは5類になったの?

 

インフルエンザとコロナ(COVID-19)の症状について

 

共通する症状

 

コロナインフル違い

 

COVID-19の一般的な症状には発熱、咳、喉の痛み、呼吸困難、関節痛、筋肉痛、嗅覚や味覚の喪失などが含まれます。

 

一方でインフルエンザの症状は、急激な発熱、関節痛、筋肉痛、倦怠感、喉の痛み、咳、頭痛などがあります。

 

インフルエンザは一般的に、呼吸器の症状がCOVID-19ほど重篤にはなりません。

 

しかしいずれも合併症として肺炎・呼吸不全・基礎疾患の増悪を来すことがあります。

 

特有の症状

 

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高齢者、乳幼児、妊娠中の女性、免疫力の低下している人、慢性疾患のある人などは、ともに合併症のリスクが高いとされています。

 

インフルエンザの合併症で特有のものとして、ウイルス感染が中枢神経系に影響を及ぼすことがあり、脳炎や脳膜炎の合併症を引き起こす可能性があります。

 

COVID-19感染は、血栓を引き起こすリスクを増加させることがあり、肺塞栓症や深部静脈血栓症を含む異常な血栓が形成されることがあります。

 

また、一部のCOVID-19患者では心臓合併症が発生し、心筋炎や心臓の損傷が報告されています。

 

神経系にも影響を及ぼす可能性があり、脳炎や脳血管障害が発生することがあります。

 

一部の患者では、免疫系が過剰反応を引き起こし、サイトカインストームと呼ばれる症状が発生します。

 

体内の免疫応答が過激になり、組織や臓器に損傷を与える可能性があるのです。

 

COVID-19感染は呼吸器のみならず全身に合併症を生じる可能性があることが大きな特徴となります。

 

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インフルエンザとコロナ(COVID-19)を見分ける方法は?

 

コロナインフル違い

 

症状のみで両者を見分けることは難しいとされています。

 

背景情報として周囲でどのような感染が流行っているか、ワクチン接種歴があるかを参考にする必要があります。

 

最終的な診断は両者ともに抗原キットで陽性判定を確認することが必要となります。

 

▶︎腹痛と下痢が続く原因|コロナの可能性は?治し方や病院での対処法を解説

 

インフルエンザとコロナ(COVID-19)の治療方法について

 

コロナインフル違い

 

インフルエンザ・COVID-19はともに軽症例の大半は自然治癒するため、各薬剤の適応に従い、重症化リスクが高い場合に薬物治療を検討します。

 

​​抗ウイルス薬を使用する場合は早期の加療が推奨されています。

 

投与することで有熱期間の短縮・関連する合併症の減少・それに伴う抗菌薬の投与減少に寄与することが示されています。

 

抗インフルエンザ薬は主にノイラミニダーゼ阻害薬が使用されます。

 

吸入薬

リレンザ(一般名:ザナミビル)

イナビル(一般名:ナニラミビル)

経口薬

タミフル(一般名:オセルタミビル)

ゾフルーザ(一般名:バロキサビル)

静注薬

ラピアクタ(一般名:ペラミビル)

 

COVID-19の抗ウイルス薬として以下があります。

 

ベクルリー(一般名:レムデシビル)

ラゲブリオ(一般名:モルヌピラビル)

パキロビッドパック​​(一般名:リトナビル)

ゾコーバ(一般名:エンシトレルビル​​)

 

インフルエンザウイルスと新型コロナウイルスは全く異なるウイルスのため、診断の上でそれぞれの適切な治療を受けてください。

 

▶︎【秋から冬にかけて注意】ノロウィルス感染症になる原因や症状、消毒方法を解説

 

インフルエンザとコロナの予後の違いについて

 

コロナインフル違い

 

重症化率違い

 

 

COVID-19

流行当初の2021年7-10月

2022年7-10月 季節性​​インフルエンザ
60歳未満 0.56% 0.01% 0.03%
60歳から79歳 3.88% 0.26% 0.37%
80歳以上 10.21% 1.86% 2.71%

 

致死率

 

 

COVID-19

流行当初の2021年7-10月

2022年7-10月 季節性​​インフルエンザ
60歳未満 0.08% 0.00% 0.01%
60歳から79歳 1.34% 0.18% 0.19%
80歳以上 7.92% 1.69% 1.73%

 

新型コロナウイルス流行当初の2021年7月~10月では、死亡率の高い疾患でした。

 

現在はワクチン接種の広がりや既感染者の増加による集団免疫の獲得により、2022年7-10月には予後の改善が認められました。

 

その結果、現在のインフルエンザとコロナの予後は概ね変わらないと考えて良いでしょう。

 

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インフルエンザやコロナにならないための予防対策

 

コロナインフル違い

 

今シーズンのインフルエンザの患者数の増加は今までに例を見ない状況となっています。

 

国内ではコロナ禍の影響もあり、2020年以降大規模な流行はありませんでした。

 

その間にインフルエンザウイルスに対する抗体価の低下が小児や高齢者を中心に示唆されていました。

 

今年はインフルエンザの発生自体は小規模ながら春・夏も持続し、さらに現在増加傾向にあります。

 

そのような背景もあり、今年はインフルエンザの大きな流行が危惧されており、小児、妊婦も含めて出来るだけ多くの方に、インフルエンザワクチンの積極的な接種が推奨されています。

 

インフルエンザワクチンの有効性は世界的にも認められており、米国での季節性インフルエンザワクチンはCOVID-19の流行が始まった後でも半数以上の効果(2022・23シーズンでは 54%)が確認されています。

 

インフルエンザワクチンを接種されても、当然ながらCOVID-19には効果がありません。

 

新型コロナワクチンの接種も同様に重要です。

 

現在、変異株のさらなる出現から再流行の兆しが見えています。

 

新型コロナワクチンはこの秋からXBB.1.5に対応した単価ワクチンの接種が始まります。

 

新型コロナワクチンはインフルエンザワクチンとの同時接種も可能となっていますので、これらのワクチンの接種を早期に行いましょう。

 

▶︎インフルエンザの予防接種はいつ行くべき?卵アレルギーの場合は?目安となる接種回数について

 

家来るドクター(往診)での対応方法

 

急に高熱が出ると皆様心配になるかと思います。

 

家来るドクターでは夜間休日の急な体調不良やケガなどの際にご自宅にお伺いし、診察から処方までを行います。

 

発熱がある場合、まずは丁寧な問診・視診を行います。

 

そして生じている症状・背景から必要な検査をさせていただきます。

 

新型コロナウイルス・インフルエンザ検査で陽性であれば、重症化リスクに応じた治療薬を処方させていただきます。

 

何かお困りのことがございましたら、気軽にご相談くださいね。

 

また、お電話での医療相談も受け付けておりますので、お困りのことありましたらまずは気軽にご相談ください。

 

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まとめ

 

過去2年間、コロナ禍で国内での流行がなかったため、インフルエンザに対する集団免疫が低下しています。

 

2021-2022年シーズンのインフルエンザウイルスに対する年齢別の抗体保有率の調査では、以前に比して低下している傾向がみられています。

 

そのため、一旦感染がおこると、特に小児を中心に大きな流行となることが危惧されていました。

 

冬季のシーズンに入る前に、例年より早い時期の流行が起こる可能性もあります。

 

COVID-19とインフルエンザはいくつかの共通点があります。

 

それぞれ異なるウイルスによって引き起こされますが、いずれも個々人の感染予防とワクチン接種が大切です。

 

特に高リスクの人々や免疫力の低い人たちは、感染予防に特に気をつける必要があります。

 

手洗いやマスクの着用、人混みを避けるなどの対策を実践することが、感染拡大の抑制に貢献します。

 

充分に感染に気をつけて生活していたとしても突然の発熱が出現することもあるかとは思います。

 

ご心配でしたら医師に相談することをおすすめします。

 

「考えすぎかな」と思わずに、専門家の助けを求めてください。

 

受診はあなたの健康を守るための第一歩です。

 

心配せずに、医師に相談してみましょう。

 

参考文献

‣日本感染症学会 感染症トピックス
‣厚生労働省 データからわかる-新型コロナウイルス感染症情報-

この記事の監修医師


横浜内科・在宅クリニック 院長 朝岡 龍博

経歴

  • 名古屋市立大学 卒業
  • 豊橋市民病院 初期研修医勤務
  • 豊橋市民病院 耳鼻咽喉科
  • 名古屋市立大学病院 耳鼻咽喉科
  • 一宮市立市民病院 耳鼻咽喉科
  • 西春内科・在宅クリニック 副院長
  • 横浜内科・在宅クリニック 院長
  • >>詳しいプロフィールはこちらを参照してください。

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