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捻挫で歩けるけど痛いときは病院に行くべき?重症度チェックも紹介

投稿日: 2023年09月21日 | 更新日: 2024年03月07日

捻挫

 

サッカーやバスケットボールなどのスポーツをしている方はもちろん。

 

急いで走った時などに足を捻ってしまうことは日常的によくみられます。

 

足を捻った後に、痛みがあるものの歩ける場合には病院を受診するか迷うと思いますが、実際にはどのような症状があるときに病院に行くべきなのでしょうか。

 

実は軽い捻挫でもサポーターで固定した方がよい場合や、捻挫と思っていても骨折などの別の原因が隠れていることもあるので、一度病院で診察を受けた方がいい場合もあります。

 

この記事では捻挫をした時の対応や重症度チェックの方法などについて解説していきます。

 

是非参考にしてみてください。

 

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捻挫で歩けるけど痛い時に考えられる原因

 

足を捻った後に痛みがある場合には次のような病気の可能性があります。

 

靭帯の痛み

 

捻挫

 

捻挫では靭帯が伸びたり、断裂してしまうことによって痛みを起こしています。

靭帯の断裂はレントゲン写真ではわからないので、症状と超音波やMRIなどの精密検査によって診断することができます。

靭帯断裂と診断された場合にはギプスや装具などの固定が必要になります。

 

関節の炎症

 

捻挫

 

捻挫などの軽い怪我をきっかけとして関節に炎症を起こし痛みを起こすことがあります。

足首は足関節といって、内くるぶしの骨、外くるぶしの骨と距骨というもので構成されています。

リウマチや痛風、ウイルス感染などで関節に炎症を起こすことが多いのですが、怪我をきっかけとして炎症を起こして腫れや痛み、皮膚の赤みがでることがあるので、病院での治療が必要になります。

 

滑液包炎(かつえきほうえん)

 

捻挫

 

骨の近くには腱との摩擦が小さくなるように滑液包という膜があります。

怪我によってこの膜に炎症が起きると、水が溜まったり、痛みを伴うことがあります。

 

骨折

 

捻挫

 

足を急に捻ってしまった場合には骨折を起こすこともあります。

子供では骨の発達がまだ十分ではないので、骨の一部分が剥離骨折を起こしやすく、大人では逆にくるぶしの骨折をしてしまう場合もあります。

捻挫だと思っていたら骨折だったというケースもあるので、怪我をしたらまず病院を受診することがおすすめです。

病院を受診する目安は次の重症度チェックで判定するようにしてください。

 

▶︎腹痛が起こる・続く原因のまとめ|緊急性の高い痛みの特徴も解説

 

捻挫の重症度チェック

 

捻挫

 

足をひねった時には骨折の可能性を考える必要があります。

 

骨折の可能性を考える上で「Ottawa足外傷ルール」を参考にすることがおすすめです。

 

Ottawa足外傷ルールは5つの項目は以下です。

 

✅外くるぶし(外果)の圧痛
✅内くるぶし(内果)の圧痛
✅小指側の足の付け根にある第5中足骨基部の圧痛
✅内くるぶしの下にある舟状骨の圧痛
✅足の痛みで体重をかけることができない

 

これらのうち1つでも該当すれば骨折の可能性を否定できないので、レントゲン検査を受けることがおすすめです。

 

一方で、1つも満たさなければ、骨折の可能性は低いと報告されています。

 

しかし、捻挫の可能性はあるので、レントゲンで骨に問題がないと言われても注意する必要があります。

 

次に、捻挫の重症度についても解説します。

 

捻挫は靭帯の損傷の程度によって靭帯が伸びる程度の軽い損傷から一部が切れる部分断裂、完全断裂の3段階に分類されており、それぞれ、1度、2度、3度捻挫と呼ばれています。

 

ケガをしたときの症状だけからそれぞれを区別することは難しいので超音波やレントゲンの検査をして診断をつけることが大切です。

 

靭帯の損傷の程度によって固定の必要性や期間が変わってきます。

 

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捻挫を早く治す対処法【RICE処置】とは

 

捻挫を早く治す対処法として「RICE」処置があります。

 

これは処置の内容の頭文字をとって繋げたものでとても覚えやすくなっています。

 

内容について順番に解説していきます。

 

捻挫を早く治す対処法:R

 

捻挫

 

「Rest」安静を意味します。

ケガをした状態でプレーをしないようにまずは安静にするようにしましょう。

 

捻挫を早く治す対処法:I

 

捻挫

 

「Ice」冷却のことです。

患部の腫れを抑えることが目的です。

ビニール袋や氷嚢に氷を入れて冷やしますが、皮膚に直接触れないようにアンダーラップを巻いたり、タオルでくるんでから使用するようにします。

 

捻挫を早く治す対処法:C

 

捻挫

 

「Compression」圧迫を意味します。

ケガをした後は内出血によって腫れがひどくなることがあります。

腫れを抑える目的でテーピングや柔らかい包帯で圧迫気味に固定を行います。

 

捻挫を早く治す対処法:E

 

捻挫

 

「Elevation」足を心臓より上に挙上させます。

心臓より上に上げることで腫れを少なくすることができます。

 

これらの処置を直後から行うことでケガの治りが早くなるので、ぜひ実践するようにしてください。

 

 

捻挫の腫れが起きたときは湿布orテーピング?

 

捻挫

 

捻挫で腫れがひどいときには湿布とテーピングの併用が効果的です。

 

湿布は冷感があって貼った時に気持ちいいだけではなく、“経皮吸収型鎮痛消炎剤”なので、皮膚から鎮痛成分を吸収させて痛みを和らげることができます。

 

しかし、損傷部位自体を治しているわけではないので、そのままにしておくのは危険です。

 

テーピングは関節を固定することでケガした部分を安静に保つことができます。

 

そのため湿布に加えてテーピングをすることで、より症状がよくなることが期待できます。

 

併用するときには湿布をした上からテーピングを行うようにしてください。

 

しかし、湿布は長時間貼り続けると湿疹の原因になりますし、テーピングは関節を固定するように適切に行う必要があることに注意してください。

 

▶︎頭痛の原因|種類によって痛む場所は違う?対処法や外来での治し方

 

捻挫の腫れで歩けるけど痛いときは病院に行くべき?

 

捻挫をして歩ける時には病院を受診するか迷われると思います。

 

病院を受診する目安と、受診するおすすめのタイミングについて解説します。

 

病院へいく目安

 

捻挫

 

2の項目で説明したOttawa足外傷ルールを参考にしていただき、痛みや腫れがひどく、体重をかけられない場合には病院を受診することをお勧めします。

特に足首に変形がある場合にはギプス固定が必要になることが多いので、早めに受診するようにしましょう。

また歩ける場合でも、靭帯が断裂している可能性があるので、病院を受診するべきです。

 

受診のタイミング

 

捻挫

 

歩ける場合には緊急での病院受診は必須ではありません。

夜間や土日の時間帯は総合病院でも専門医の診察ではないことが多いので、サポーターをして後日の病院受診が勧められます。

そのため、歩ける程度の痛みのときには安静にしてサポーターを装着してできるだけ早いタイミングで整形外科専門医の受診をすることがお勧めです。

 

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家来るドクター(往診)での対応方法

 

捻挫をしてしまった時にはできるだけはやく医師の診察を受けることがベストです。

 

スポーツ中であれば競技を継続してよいのか、病院を受診した方がよいのか迷ってしまいます。

 

捻挫でお困りの場合には、家来るドクターへご相談ください!

 

適切な対応方法をお伝えいたします。

 

必要であれば、専門の病院をご紹介させていただきます

 

症状が早く改善するように、治療に当たりますので、心配な症状がある時にはぜひお気軽にご相談ください。

 

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まとめ

 

捻挫は日常的によくあるケガですが、実は軽い捻挫でもサポーターで固定した方がよい場合や、捻挫と思っていても骨折などの別の原因が隠れていることがあります。

 

そのため、適切な処置を行い、早めに病院を受診することがお勧めです。

 

痛みが強く歩けない時や処置の仕方がわからない、病院に行った方がいいかわからないといったお悩みがある時には医師がご自宅で診察をする往診の利用がお勧めです。

 

お困りの症状がありましたらいつでもご相談ください。

 

参考文献

日本整形外科学会|足関節捻挫
日本整形外科学会|足関節果部骨折(脱臼骨折)
【医師が解説】捻挫した!歩けるけど痛いときの原因と対処法は?使える市販薬もご紹介
Ottawa足外傷ルール
日本整形外科学会|スポーツ外傷の応急処置
足首を捻挫!湿布orテーピング。効果がある処置はどっち?
足首の捻挫について

 

監修医師

整形外科医 Dr.三浦隆徳

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