コロナ自宅療養者様への在宅酸素療法開始【フォローアップ・経過観察対応】
家来るドクターは、連携医療機関(西春・内科在宅クリニック)と連携し、第6波収束に向けて、自宅療養者様への支援を強化いたします。
その一環として、3月より酸素濃縮装置を活用した医療支援(在宅酸素療法)を始めることになりました。
在宅酸素療法とは?
在宅酸素療法とは、英語ではHome(家庭・在宅) Oxygen(酸素) Therapy(療法)の頭文字をとり「HOT」と呼ばれています。慢性心不全、COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺線維症・間質性肺炎、肺結核後遺症などの疾患を持ち、酸素を体の中に取り込めない患者様が、自宅など病院の外で自ら酸素を吸入しながら生活する治療法のことを指します。
今回、自宅療養者の方を対象に医師が酸素投与が必要と判断した場合も、在宅酸素療法を行い、症状の改善に向けてフォローアップを行うことになりました。
在宅医療で使用する酸素濃縮装置
在宅酸素療法の対象患者
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在宅酸素療法の対象疾患は、高度慢性呼吸不全例、肺高血圧症、慢性心不全、チアノーゼ型先天性心疾患および重度の群発頭痛の患者である。
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高度慢性呼吸不全例のうち、対象となる患者は在宅酸素療法導入時に動脈血酸素分圧55mmHg以下の者および動脈血酸素分圧60mmHg以下で睡眠時または運動負荷時に著しい低酸素血症を来す者であって医師が在宅酸素療法を必要であると認めた者。
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慢性心不全患者のうち、医師の診断により、NYHAⅢ度以上であると認められ、睡眠時のチェーンストークス呼吸がみられ、無呼吸低呼吸指数が20以上であることが睡眠ポリグラフィー上確認されている症例とする。
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群発頭痛の患者のうち、群発期間中の患者であって、1日平均1回以上の頭痛発作を認める者。
(令和2年3月5日 保医発0305第1号より引用)
在宅酸素療法の治療効果
在宅酸素療法の目的は、以下の通りです。
- 症状(呼吸困難)の軽減
- 低酸素血症の改善
- QOL(生活の質)の向上
- 肺高血圧症の予防
- 生命予後の改善
また、在宅酸素療法の治療効果は、基礎疾患によって異なりますが、5年生存率の改善や入院日数の軽減なども報告されています。
導入の流れ
対象エリア
愛知県内の家来るドクターの往診エリア内(連携医療機関から半径16㎞圏内)に限ります。
名古屋市全域
中村区 / 中区 / 東区 / 西区 / 北区 / 中川区 / 千種区 / 名東区 / 守山区 / 瑞穂区 / 昭和区 / 南区 / 緑区 / 天白区 / 港区 / 熱田区
名古屋市郊外(一部)
津島市 / 岩倉市 / 北名古屋市 / あま市 / 海部郡 / 長久手市 / 尾張旭市 / 大府市 / 豊明市 / 東海市 / 飛島村 / 春日井市 / 日進市 / 東郷町 / 刈谷市 / 清須市 / 瀬戸市 / みよし市 / 一宮市 / 江南市 / 犬山市 / 愛西市 / 知立市 / 安城市 / 岡崎市 / 豊田市 / 稲沢市
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