突然のめまい・吐き気・冷や汗は病気?原因や対処法を紹介
投稿日: 2024年02月14日 | 更新日: 2024年08月07日
私たちの身体は、時に予期せぬ方法で不調を知らせることがあります。
突然のめまい、吐き気、そして冷や汗。
これらの症状は、時に深刻な健康問題のサインかもしれません。
本記事では、これらの症状が指し示す可能性のある病気とその対処法、そして専門家に相談すべきタイミングについて、詳しく解説していきます。
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目次
めまいの原因は?
めまいは、多くの原因によって引き起こされる症状です。
その中でも、主に二つのタイプがあります。
回転性めまい
回転性めまいは、自分自身や周囲の環境が実際には動いていないにもかかわらず、回転しているかのように感じる状態です。
このタイプのめまいは、多くの場合、内耳の問題によって引き起こされます。
内耳には平衡を保つための重要な構造があり、これが何らかの理由で機能しなくなると、回転感を伴うめまいが発生します。
以下の病名が回転性めまいに当てはまります。
良性発作性頭位めまい症(BPPV)
内耳のカルシウム結晶(耳石)が正常な位置から動いてしまうことで起こります。
頭の位置を変えた時に短時間のめまいが起こるのが特徴です。
メニエール病
内耳の液体圧が異常になる病気で、めまいの他に、耳鳴りや聞こえにくさが伴うことがあります。
内耳炎
ウイルス感染などによる内耳の炎症。
めまい以外に、聴力低下や耳の痛みを伴うこともあります。
非回転性めまい
非回転性めまいは、回転する感覚はないものの、ふらふらとした不安定感や立ちくらみのような症状が現れるタイプです。
このタイプのめまいは、内耳の問題以外の原因で起こることが多いです。
以下が非回転性めまいに当てはまります。
低血圧
立ち上がるときなどに血圧が急激に低下すると、脳への血流が不十分になり、めまいが生じます。
脱水症状
水分不足により血液量が減少し、脳への血流が悪くなることでめまいが起こることがあります。
貧血
鉄分不足などによる貧血も、脳への酸素供給が不十分になることで、めまいを引き起こすことがあります。
糖尿病や低血糖
血糖値の急激な変化も、めまいの原因になることがあります。
関連記事:脳貧血になったら病院へ行くべき?なりやすい人の特徴や症状を解説
めまい・吐き気・冷や汗が同時に起こるのは病気?
めまい、吐き気、冷や汗が同時に起こる場合、これらは様々な健康上の問題を示している可能性があります。
心血管系の疾患、例えば低血圧、不整脈、さらには心筋梗塞の初期兆候であることもあります。
内耳の問題や、神経系の障害、例えばメニエール病や片頭痛もこれらの症状を引き起こすことがあります。
また、便意を伴う場合は、胃腸系の問題やストレスが原因の一つとして考えられます。
消化器系の不調や、過敏性腸症候群(IBS)などが関連している場合があります。
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急なめまいの対処法
急なめまいが起こった際に気をつけるポイントと予防策1つずつ紹介していきます。
状況判断と安全確保
環境調整
めまいが起きたときは、まず周囲の状況を確認し、危険な物から離れましょう。
例えば、運転中なら車を安全な場所に停め、料理中なら火を消すなどが必要です。
体位の変更
安全な場所に座るか横になります。
めまいが起きやすい姿勢(例えば、急に立ち上がる動作)は避けてください。
自己ケア
リラックス
深呼吸をして、落ち着きを取り戻しましょう。
ストレスや緊張はめまいを悪化させることがあります。
水分補給
水やお茶などの無糖の飲み物を少しずつ飲むことで、脱水症状を防ぎ、めまいを軽減することができます。
頭を高くする
横になっている場合は、頭を少し高くすると、血流が改善されることがあります。
症状の観察
症状の記録
めまいがいつ、どのような状況で起きたかをメモすると、後で医師に相談する際に役立ちます。
持続時間の確認
めまいが数分で治まるのか、それとも長く続くのかを把握してください。
医療機関への相談
症状の持続や悪化
めまいが長時間続く、または他の症状(例えば、強い頭痛や吐き気)がある場合は、医療機関を受診してください。
緊急症状の場合
めまいに加えて、胸の痛み、呼吸困難、言語障害などがある場合は、直ちに救急車を呼ぶか、最寄りの緊急医療施設に行きましょう。
予防策
定期的な検診
特に高齢者や、めまいの既往がある方は、定期的に健康診断を受けることをお勧めします。
生活習慣の見直し
健康的な食事、十分な睡眠、適度な運動など、バランスの取れた生活を心がけましょう。
関連記事:貧血の種類や数値の基準を解説|病院での検査についてもご紹介
めまいや冷や汗は病気のサインかも!医師に早めに相談を
めまいや冷や汗が繰り返し発生する場合は、何らかの健康上の問題が潜んでいる可能性があります。
これまでに私が診た患者様の中には、これらの症状が心筋梗塞や脳卒中の初期症状であったケースもありました。
特に、胸の痛み、呼吸困難、発話障害などの重篤な症状が伴う場合は、緊急医療が必要です。
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家来るドクター(往診)での対応方法
近くの病院がやっていない、救急車呼んだ方がいいのかな?
そんな時は、家来るドクターにご相談ください。
オペレーターにより、現在の状況、症状の種類(めまい、吐き気、冷や汗)、症状の重さ、症状が始まった時間、服用しているお薬、持病など丁寧に問診いたします。
必要があれば患者様のご自宅にお伺いし、診察~検査~薬の処方まで行います。
往診を依頼する際には、事前に保険証、既往症の情報、現在服用している薬のリスト等をご準備していただくと、医師がより迅速かつ的確なアドバイスを行うことが可能になります。
いつもと違うなど体調に違和感があったり、軽いめまいがある場合などは気軽にご相談ください。
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まとめ
めまい、吐き気、冷や汗は様々な病気のサインである可能性があります。
これらの症状が頻繁に起こる場合は、自己判断せずに医師の診察を受けることが重要です。
また、これらの症状が突然かつ重度である場合は、直ちに緊急医療を求めるべきです。
健康は何よりも大切です。
日々の体調の変化に注意を払い、適切な対応を心がけましょう。
参考文献
太陽生命|めまいの原因について解説!男女別、年代別に症状は違う?
SUNTORY|吐き気や冷や汗をともなうめまいの原因は?めまい予防に役立つ生活習慣も解説