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紫外線・季節変化の基本

季節の変わり目に肌荒れする原因|紫外線対策を毎日すべき理由

季節の変わり目に肌が荒れたり、夏と冬でケアを変えるべきか迷ったり——季節と肌の関係って、つかみどころがないように感じませんか。

わかりにくいのは、季節の影響が「乾燥」「皮脂」「紫外線」など複数同時に起きることが原因かもしれません。

ただ、基本は①守る→②整えるの順番です。

外的ストレスから守れていない状態では、どれだけ丁寧にケアを重ねても肌は安定しません。

この記事では、季節ごとの肌変化と紫外線対策の基本についてご紹介します。

季節の変わり目に肌荒れが起きる3つの原因

肌の調子が崩れる主な原因は、乾燥・皮脂・摩擦の3つ。

これらは季節の変化に応じて重なり合うことが多く、何が原因か切り分けにくいのが厄介なところです。

ひとつずつ見ていきます。

乾燥は冬だけじゃない|一年中続く肌の水分不足

乾燥は冬だけのものではありません。

冷暖房、紫外線、洗いすぎなどにより、角層の水分保持力は常に揺らいでいます。

夏は汗をかくため潤っているように見えますが、内側の水分が不足していることがあります。

冬は湿度低下と暖房で一気に水分が失われます。

皮脂が多い=潤っているは間違い?

皮脂は敵ではなく、肌を守る要素のひとつです。

ただ、夏は皮脂過多から洗いすぎにつながりバリアを傷つけることがあり、冬は皮脂が減ってバリアが弱まります。

季節に応じた調整をしないと、どちらの方向にも肌が荒れやすくなります。

マスクやタオルの摩擦が肌荒れの原因に

マスク、タオル、無意識に触るクセ——こうした物理的刺激は、季節を問わず肌に負担をかけます。

紫外線や乾燥に比べて目に見えにくいのですが、裏を返せばいちばんお金をかけずに改善できるところでもあります。

要因 夏に起きやすいこと 冬に起きやすいこと
乾燥 汗の蒸発で内側が乾く 湿度低下+暖房で水分が失われる
皮脂 過多→洗いすぎ→さらに乱れる 低下→バリアが弱まる
摩擦 汗を拭く・日焼け止めの塗り直し マスク・タオル・衣類のこすれ

日焼け止めを毎日塗るべき理由|曇りや室内でも紫外線は届く

紫外線には主にUVAとUVBの2種類があり、それぞれ肌への影響が異なります。

種類 特徴 肌への影響
UVA 一年中安定して降り注ぎ、雲や窓も透過する 真皮に到達し、コラーゲン分解や酸化ストレスを起こす
UVB 夏に強く、季節変動が大きい 表皮に作用し、炎症(日焼け)を起こしやすい

重要なのは、紫外線ダメージは強さよりも累積によって影響が大きくなるという点です。

赤みが出ない程度の弱い紫外線であっても、繰り返しの照射で皮膚に変化が確認されています。

窓越しのUVA曝露だけで、顔の片側に紫外線による肌の老化(光老化)が現れた事例も報告されています。

「今日は曇りだから」「外に出ないから」という日でも、日常レベルの紫外線は角層に届いています。

地表に届くUVの約95%はUVAで、曇天でも窓ガラス越しでも減衰しにくいんです。

そのため、紫外線対策は「今日は焼けそうだから」のイベント対応ではなく、歯磨きと同じくらいの毎日の習慣として捉えてくとよいでしょう。

季節に負けない肌を作る3つの習慣

すべてを完璧にやる必要はありません。

ここでは、優先的に取り組みたい3つの行動を整理します。

①朝は「守る前提」を作る

洗顔後の順番は、保湿→紫外線対策で固定します。

SPF30で紫外線の約96.7%を遮断でき、SPF50との差はわずか1.3%程度です。

日常生活ならSPF30程度、長時間の外出やレジャーならSPF50程度と、シーンに応じて使い分けてみてください。

紫外線ダメージは累積で影響が大きくなるので、数値よりも毎日続けられることが、結果的に肌を守ります。

②季節の変わり目は「攻め」を控える

角質ケアや刺激を感じやすい成分は、季節の切り替わり時には一度控えてみてください。

環境が変わる時期はバリアが揺らぎやすく、普段は問題なく使えていたものでも反応が出ることがあります。

肌が安定してから再開するほうが、トラブルを繰り返しにくくなります。

③触らない・こすらない

特別なアイテムがなくても、摩擦を減らすだけで肌は守れます。

タオルで拭く代わりに軽く押さえる、クレンジングはこすらずになじませる、無意識に顔を触るクセに気づく。

地味ですが、いちばんコストがかからず効果が高い行動です。

行動 内容 意識するタイミング
守る前提を作る 保湿→紫外線対策を毎日固定 毎朝の洗顔後
攻めを控える 角質ケア・強い成分を一時的に控える 季節の変わり目
触らない・こすらない 摩擦を意識的に減らす 常時

まとめ

季節の肌変化は、乾燥・皮脂・摩擦・紫外線などが重なって起きています。

紫外線はUVAが年間を通じて届いており、ダメージは強さよりも累積で影響が大きくなります。

まず取り組みたいのは、朝の保湿+紫外線対策を毎日固定すること、季節の変わり目は攻めのケアを控えること、摩擦を意識的に減らすこと。

この「守る→整える」の順番を崩さなければ、季節が変わっても肌は安定しやすくなります。

Q&A

Q.室内にいる日も日焼け止めは必要ですか?

窓から入るUVAは、ガラスを通過しても大きく減衰しません。

窓際で過ごす時間が長い場合や、日当たりの良い部屋にいる場合は、室内でもSPF30程度の日焼け止めを使ってみてください。

Q.SPF50の日焼け止めを毎日使うのはよくないですか?

SPF50自体が肌に悪いわけではありません。

ただし、SPF値が高い製品は紫外線吸収剤や散乱剤の配合量が多いことがあり、肌への負担が気になる方もいます。

日常生活ならSPF30で十分な遮断効果があるので(約96.7%)、毎日続けやすいほうを選んでみてください。

Q.冬でも紫外線対策は必要ですか?

必要です。

UVBは冬に弱まりますが、UVAは年間を通じて大きく変わりません。

紫外線ダメージは日々の蓄積で影響が出るので、地味ですが、冬こそ保湿+日焼け止めの習慣を続けたいところです。

Q.季節の変わり目に肌が荒れやすいのはなぜですか?

気温や湿度の急激な変化に、肌のバリア機能が追いつかないことが主な原因です。

特に冬→春(花粉・紫外線の増加)や夏→秋(湿度の急低下)は揺らぎやすい時期です。

この時期は「何か足さなきゃ」と感じるかもしれません。

でもむしろ逆で、刺激を減らして、肌を守ることを優先してみてください。

この記事を書いた人

沓名 悠多

経歴

HUNDRED DOCTOR JAPAN株式会社代表取締役

資格

日本化粧品検定 1級

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