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花粉シーズン到来!?花粉で頭痛、咳、肌荒れやがつらい!注意することや予防について

花粉シーズン到来!?花粉で頭痛、咳、肌荒れやがつらい!注意することや予防について
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花粉で多い症状と日頃からできる予防と薬を上手に使おう!

 

日本ではスギ、ヒノキ、イネが代表とされる花粉が季節毎に飛び交っています。

 

それぞれの花粉に対するアレルギー症状として鼻水や目のかゆみをはじめ、頭痛や咳、肌荒れなどが身体の反応として出現します。



数多くの花粉と生き抜いていくためにこれからできる予防法や薬、治療についてお伝えさせていただきます。

 

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今年の花粉症の時期や花粉量は?

 

2022年の花粉飛散量は、昨年と比べると北日本で多く、西日本で少なく、関東や東海では同程度と予想されています。

 

2月末より寒気が弱まるタイミングでスギが開花し花粉症シーズンが到来します。

 

スギにおいては3月中がピークで徐々に飛散量は少なくなります。

 

花粉の飛び交う時期はそれぞれの植物によって違います。



スギ(2月〜5月)、ヒノキ(3月〜5月)は飛び交うシーズンが重複しており、両方のアレルギーを所持している方はつらい花粉症症状に悩まされることでしょう。

 

この花粉症のことを医学用語では季節性アレルギー性鼻炎や季節性アレルギー性結膜炎と呼称しています。

 

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花粉症の主な症状

 

くしゃみ、鼻みず、鼻づまり

 

花粉症の三大症状は『くしゃみ』、『鼻水』、『鼻づまり』です。鼻の粘膜に花粉が吸着することでアレルギー反応を起こし、鼻水がでたり、鼻の中の粘膜が肥厚することで鼻の通り道も狭くなり、鼻づまりが生じます。

 

くしゃみも鼻水があることにより反応性に生じます。



くしゃみ、鼻水が主症状の鼻漏型の花粉症の方は7〜8割を占め、鼻づまりが主症状の花粉症の方は2〜3割程度といわれています。

 

関連記事:鼻詰まり解消したい方必見!治らなくて苦しい時の原因と解消法や対処方法について

 

目のかゆみ・充血

 

この症状はアレルギー性結膜炎によって生じます。

 

花粉が目に対してアレルギー症状をきたすことにより、目がかゆくなり、白目の部分が充血することで真っ赤になることがあります。

 

この際は目をいくら掻いても逆効果ですので、極力触らないようにお願いします。

 

喉のかゆみ

 

この症状は喉頭と呼ばれる、喉の部分のアレルギー症状が起きることで生じます。

 

アレルギー性鼻炎の症状ある方の40〜70%に咽喉頭に症状を認めます。

 

『喉の違和感』、『繰り返す咳』が咽喉頭の症状としてあり、喉をかきたくなるようなひりひりした違和感といった症状と訴えられる方が多いです。

 

 

喘息患者でスギ花粉に感作されている割合は30〜60%近くあり、花粉症の時期においてスギ花粉症患者の20〜30%は喘息が悪化すると考えられています。

 

なので特に喘息の指摘があるお子様は花粉症の時期にはしっかりと薬で症状をコントロールすることが大切になってきます。

 

肌荒れ

 

花粉症に伴い、皮膚症状が悪化することがあります。

 

原因としてはスギ花粉による皮膚炎(接触性皮膚炎)とアトピー性皮膚炎が考えられます。

 

アトピー性皮膚炎の方はもともとドライスキンであったり、外部からの刺激(細菌など)により肌を守る皮膚のバリア機能が落ちているため、スギ花粉による皮膚炎を生じやすくなります。

 

頭痛

 

先述した通り、花粉症の方は『鼻づまり』、『鼻水』で非常に苦労されます。

 

もともと鼻の機能は外の酸素を吸入するだけでなく、ばい菌を排除する役割もあります。

 

鼻がつまっていたら、ばい菌はどこにも排出されることなく、副鼻腔といった箇所にプールされます。



その状態が長引くと慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の状態になってしまい、膿が顔の周りに溜まることで頭痛症状をきたしたりします。

 

詳しい話しはこちらの記事を参照よろしくお願いします。

 

アレルギー関連記事:アナフィラキシーって?コロナのワクチン接種でもなるの?│症状・治療・原因・対応

 

風邪と花粉症の見極め方

 

大きく2点挙げられるかと思います。

 

1つ目は『発熱があるかないかです。

 

やはり風邪症状では発熱をきたすのに対し、花粉症は上記症状に限局されるので熱発することはありません。

 

2つ目は『目のかゆみがあるかないかです。



目のかゆみはアレルギー症状がなければ起きることはありません。

 

ただ、明らかに水っぽい鼻水が花粉症シーズン中に出続ける方は花粉症で間違いないと思われます。

 

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花粉症とコロナの違いや見分け方は?

 

2022年はオミクロンの蔓延と花粉症の時期が重なってしまい、出ている症状が新型コロナウイルスによるものなのか、花粉症なのかわからずお困りの方もいらっしゃると思います。

 

そこで、気になる花粉症とコロナの症状の違いについてまとめてみました。

 

出典:J Allergy Clin Immunol. 2015 Dec;136(6):1460-1470.(監修:峰宗太郎/病理専門医)

 

発熱

 

オミクロン株では70%以上の方が発熱(37.5度以上)の発熱をするのに対し、花粉症で発熱は滅多にありません

 

悪寒・関節痛・筋肉痛なども花粉症にはない症状なので、これらの症状が出た場合は早めの病院受診をおすすめします。

 

のどの痛み

 

オミクロン株では約半数の方が咽頭痛をうったえており、のどが炎症を起こしているため強い痛みを伴います。

 

一方で、花粉症ものどの痛みはありますが、まれでありどちらかというとかゆみの症状が強く出る傾向にあります。

 

関連記事:花粉で喉が痛い・咳が止まらない時の対処法|インフルエンザとの違いは?

 

鼻水

 

新型コロナも花粉症もどちらも鼻水や鼻づまりの症状が出ることがあります。

 

比較的、花粉症の鼻水は、「止めどなくサラサラした薄い鼻水が流れる」のが特徴であり、コロナなどの感染症の鼻水は「粘着性のある濃い黄色に分泌物を伴う鼻水」が特徴になります。

 

目のかゆみ

 

コロナで目のかゆみが出ることはまれです。

 

なので、目のかゆみ花粉症特有の症状と言えるでしょう。

 

同様に、耳・口・皮膚のかゆみが出る時も花粉症の症状である可能性が高いといえるでしょう。

 

コロナで、耳・口・皮膚のかゆみが主体になることもほぼありません。

 

他にも、「1日の中で症状の変動がある」、「特定の場所や時間・環境で症状が出る」などの場合も花粉症の可能性が高くなります。

 

関連記事:新型コロナのオミクロン株に感染したら、どうしたら良い?初期症状や対処方法

 

悪化をさせないためにできる予防法

 

外出時の服装

 

花粉鼻、目、口の粘膜に入らないように対応することが大切になってきます。

 

マスクやサングラス、眼鏡などを装着することで花粉が入ってくる侵入ルートをブロックし、感作する花粉量を少なくすることができます。

 

また、表面がすべすべした素材のコートを着用することも効果的です。



またアトピー性皮膚炎のある方は服で皮膚の露出を少なくする工夫も有効な手段と考えられます。

 

生活習慣

 

花粉症は免疫反応による病気ですので、食生活で免疫機能が向上されれば改善されると考えられています。



またタバコによる喫煙も鼻粘膜に損傷が生じアレルギー性鼻炎を悪化させると考えられており、受動喫煙含め、タバコ環境に遭遇する頻度を少なくすることで予防につながると考えられます。

 

過労、ストレスなども症状を悪化させる要因といわれています。

 

室内での対策

 

窓を開けた部屋の換気をすることで、外から花粉がはいり、花粉症症状がでます。

 

また外出時に来ていた衣類に花粉が付着していることで、室内でも症状がでることがあります。

 

なので、帰宅時は衣服や髪をよく払ってから入室するようにしましょう。

 

また、入室後は、すぐに手洗い・うがい・洗顔をするとよいでしょう。室内にいる際は、空気清浄器を使用し、窓・戸はなるべく閉めるようにしましょう

 

換気時には窓を小さく開け、短時間に留めるなどなるべく外気にふれない生活や花粉を除去できる環境にいることが予防につながります。

 

食生活

 

 

近年日本では従来の穀物、豆類、野菜、魚などの和食から卵、乳製品、肉などを中心とした脂肪を多く含んだ高カロリー食である欧米型の食事へ移行しています。



和食に含まれるω-3脂肪酸※の摂取量が少なくなっていることでアレルギー症状が悪化しているとの報告があります。

 

なので積極的に魚料理を摂取することも花粉症の予防につながると考えられます。

 

※ω-3脂肪酸(オメガ3脂肪酸)とは、エゴマなどの植物油に含まれているα-リノレン酸、魚油に含まれているDHAやEPAなどの脂肪酸の総称であり、 血流改善やコレステロール値の低下、アレルギー抑制など幅広い効果が期待されています。


また、アルコールは血管拡張作用があり、鼻閉が生じることがわかっており、花粉症の方の鼻閉症状をさらに悪化させることが分かっています。

 

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花粉症にはどんな薬が有効?

 

症状や部位に合わせて適切な薬を使う

 

鼻の症状、目の症状、皮膚の症状がありますのでそれぞれに適した薬を使用することが必要です。

 

中には薬局で市販で買うことのできる医薬品もあります。

 

内服薬

 

まずは一番メジャーな薬として、抗ヒスタミン薬があります。

 

ヒスタミンとはかゆみ物質のことで、アレルギー反応がおきると、全身に肥満細胞からヒスタミンが放出され鼻水がでたり、目がかゆくなったりします。

 

第1世代抗ヒスタミン薬と新しく改良された第2世代抗ヒスタミン薬の2種類があります。

 

それぞれの特徴について説明します。

 

出典:抗ヒスタミン薬の種類(管理薬剤師.com)

 

・第1世代抗ヒスタミン薬(ポララミンなど)

 

第1世代抗ヒスタミン薬は昔からある薬で、臨床でも以前から使用されていたことから小児でよく使用されることが多いです。

 

しかし、眠気、口が渇く(口渇)、前立腺肥大といった副作用を認めることが多く、成人や高齢者の使用には注意が必要です。

 

特にご年配の男性の方で尿が出にくい症状がある方は前立腺肥大がもともとあることが多く、この薬の内服にて症状を悪化させる危険性があります。

 

また副作用に眠気があるため、服用後は乗用車等の運転をしてはいけない薬が多いのが特徴です。

 

・第2世代抗ヒスタミン薬(アレグラ・タリオン・アレロック・アレジオン・クラリチン・ビラノア・ルパフィン・ザイザル・デザレックスなど)

 

第2世代抗ヒスタミン薬は第1世代であった副作用が軽減されている薬が多く、運転等に制限のない薬があったりします。

 

また花粉症への効果も充分に認める薬が多いことも特徴です。

出典:「鼻アレルギー診療ガイドライン2016年(改訂第8版)」より

 

他には抗ロイコトリエン薬(シングレア・オノン・キプレスなど)という薬もあります。

 

こちらは鼻水に対してではなく、鼻粘膜の肥厚を軽減してくれる作用があり、鼻閉症状の方には有効になります。

 

喘息のコントロールをしている小児が定期的に内服されている薬です。



あまりにも症状が重症であればステロイドの内服薬も考慮されることがあります。

 

ステロイドの効果で炎症を抑えてくれることを期待されます。少ない量であれば問題が起きることは少ないですが、ステロイド性の副作用(糖尿病、緑内障、白内障…etc)を引き起こしてしまう可能性があり、糖尿病予備軍や糖尿病の方は注意が必要な薬になります。

 

出典:「鼻アレルギー診療ガイドライン2016年(改訂第8版)」より

 

点鼻薬

 

点鼻薬には2種類あります。

 

一つ目は鼻噴霧用ステロイド薬(ナゾネックス点鼻液・アラミスト点鼻液など)です。

 

内服と違い、局所的に鼻に作用してくれるため、副作用が少ないことが利点です。

 

また先述した抗ヒスタミン薬などと併用できるため、ひどい花粉症の方には必要な薬といえるでしょう。

 

しかし効能が得られるには数日必要であり、また連日投与が大切になります。



2つ目は点鼻用血管収縮薬と呼ばれる点鼻薬です。

 

その名の通り血管を収縮させる成分が含有されており、一時的に鼻粘膜が狭小化し鼻の通りがよくなります。

 

なので即効性はありますので使用者には好まれますが、効果は一時的でしかなく、使いすぎるとかえって鼻づまりが悪化し、薬剤性鼻炎といわれる状態になることがわかっています。

 

出典:「鼻アレルギー診療ガイドライン2016年(改訂第8版)」より

 

点眼薬

 

目のかゆみに関してはもちろん内服薬の効果は期待できますが、それでも目がかゆい場合は抗アレルギー作用のある点眼薬を併用します。



抗アレルギー点眼薬には防腐剤の関係でコンタクトレンズ着用時には使用しないことになっている点眼薬もありますので、注意していただきたいのがポイントです。

 

出典:「鼻アレルギー診療ガイドライン2016年(改訂第8版)」より

 

アレルゲン免疫療法

 

スギ花粉症ダニアレルギー性鼻炎の治療法のひとつで、100年以上も前から行われております。

 

アレルゲンを含む治療薬を皮下に注射する「皮下免疫療法」が行われていましたが、近年では治療薬を舌の下に投与する「舌下免疫療法」が登場し、自宅で服用できるようになりました

 

アレルギー体質そのものを治す可能性がありますが、治療期間が3~5年と、根気のいる治療になります。

 

★舌下免疫療法を行う愛知県の医療機関こちら

関連記事:花粉症に効く舌下免疫療法(アレルゲン免疫療法)って?費用・期間・効果は?

 

病院や家来るドクターでできる治療

 

花粉症は命に関わるような疾患にはなり得ないですが、赤ちゃんやお子様の場合は鼻が詰まって寝れないといったことがあるため、鼻水を止める薬などが即効性があり著効することがあります。



病院でも家来るドクターでも行えることは同じです。

 

家来るドクターがあなたのお家に診察して適切なお薬を届けさせて頂きます。

 

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まとめ

 

日本では花粉症患者が大変多く、薬でしっかりと対応すれば満足のいく加療ができることがわかっています。

 

今回は花粉症について、またその予防用、対処法や薬についてお話させて頂きました。

 

参考文献

・プライマリケアに活かす 臨床耳鼻咽喉科学

・病気が見える 耳鼻咽喉科

 

この記事の監修医師
朝岡 龍博

西春内科・在宅クリニック 朝岡 龍博副院長プロフィールはこちらを参照してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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