わきが治療薬にはどんな種類がある?市販薬でできる対策と病院処方薬の特徴
わきがの治療に薬を使えるのか、疑問に思う方も少なくありません。
病院で処方される薬には、効果だけでなく副作用のリスクもあり、市販のデオドラントや制汗剤とは仕組みや使い方が異なります。
本記事ではわきがの処方薬と市販品の違いや、効果的な対策について詳しく解説します。
Contents
病院で処方されるわきが治療薬
わきが治療で使われる薬は、においの元となる汗の分泌や皮膚上の雑菌に作用するものが多く見られます。
高濃度塩化アルミニウム
塩化アルミニウムは汗腺を収縮させ、発汗を抑える効果があります。
特に中等度の腋臭症に使用され、汗の分泌を減らすことで雑菌の繁殖を抑制します。
抗コリン薬
アセチルコリンのはたらきを抑えることで、汗の分泌を減らす薬です。
外用薬・内服薬のいずれにも使われており、一部副作用として口の渇きや便秘が起こる場合があります。
抗菌外用剤
皮膚表面の雑菌が増殖するのを抑えることで、においの発生を軽減します。
軽度の腋臭症に有効です。
β遮断薬
主に緊張や不安による発汗を抑える目的で使われます。
心拍数や血圧への影響があるため、医師の指導のもと使用します。
抗不安薬・SSRI
緊張やストレスによる発汗が原因でにおいを感じている場合に使われます。
副作用や依存のリスクに注意が必要です。
漢方薬
体質改善や汗量の調整を目的に使用されます。
即効性はないものの、比較的副作用の少ない方法として選ばれています。
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市販で手に入るわきが対策成分
市販品は「発汗そのものを抑える」よりも、においの元となる菌の繁殖を抑えたり、においをカバーしたりする成分が配合されています。
塩化アルミニウム
低濃度でも制汗作用が期待できます。
汗を抑えつつも、病院で処方されるよりも穏やかな作用です。
クロルヒドロキシアルミニウム
汗腺を収縮させ、制汗作用が期待できます。
市販の制汗剤に含まれる代表的な成分です。
イソプロピルメチルフェノール(IPMP)
抗菌作用があり、汗や皮脂に含まれる雑菌の繁殖を抑えます。
ミョウバン
制汗・収れん作用があり、肌にやさしい成分としてデオドラント製品に使われています。
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わきが対策は市販品と処方薬どちらがおすすめ?
市販品と処方薬は、用途やにおいの程度によって使い分けるのが基本です。
【市販品】
- 軽度のにおいや一時的な悩みに有効
- 好みの香りを選べる
- 比較的安価で手軽に使える
- 即効性を求める場合に便利
【処方薬】
- 中等度~重度の腋臭症に対応
- 塩化アルミニウムや抗コリン薬は「治療」として使用可能
- 保険適用が限定的で、全員が使えるわけではない
- 医師の診断と副作用の管理が必要
わきが治療薬で改善しにくい場合
治療薬で改善しにくいわきがは、制汗剤を使ったり、皮膚科や美容皮膚科で外科的治療を受けたりといった選択肢があります。
制汗剤という選択肢
薬で十分な効果が得られない場合、軽度のにおい対策として市販の制汗剤を併用することも有効です。
そのほかの治療法
皮膚科や美容皮膚科では、以下のような方法でわきが対策を行います。
- ボトックス注射:汗腺のはたらきを一時的に抑える
- 手術:アポクリン汗腺を切除する方法で、重度の場合に検討される
- レーザー治療:汗腺を破壊し発汗を抑える
治療法にはそれぞれメリット・デメリットがあるため、医師と相談して選ぶことが重要です。
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まとめ
わきが対策は市販品で十分なこともありますが、中等度~重度の場合は処方薬や専門治療が必要です。
自分の症状やライフスタイルに合った方法を選び、においの悩みを効果的に軽減しましょう。
