あせもの原因とは?治し方や予防法について徹底解説
投稿日: 2024年06月18日 | 更新日: 2024年08月07日
『あせも』で眠れない経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか。
暑い季節や運動後などの体温が上昇しやすい状況では、皮膚の表面に汗が溜まりやすくなり、あせもの原因となります。
今回は、あせもの原因や治し方などについてご紹介いたします。
目次
あせもとは?
あせもは、主に皮膚の摩擦や湿気によって引き起こされる皮膚トラブルの一つです。
暑い環境で多量に汗をかいたり、衣服などの摩擦が起こることで、毛穴が詰まりやすくなります。
その結果、発赤や小さな水ぶくれ、かゆみなどの症状が現れます。
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あせもの原因
過剰な発汗
暑い環境や運動などの身体活動により、体温を下げるために汗腺が刺激され、大量の汗が分泌されることがあります。
この過剰な発汗で、皮膚表面に過剰な水分を残し、毛穴が詰まることがあせも発生の原因です。
特に湿度の高い環境や通気性の悪い衣服を着用している場合に、この問題が起こりやすくなります。
湿度の高さ
湿度が高い環境では、汗が蒸発しにくくなるため皮膚表面に汗が滞留しやすくなります。
この湿った状態が続くと毛穴が詰まりやすくなり、あせもの発生を促進します。
特に夏の湿度が高い地域や季節や部屋でエアコンが効いている部屋などの密閉された環境で発生しやすいです。
皮膚の清潔が保たれていない
汗や皮脂、さらには細菌が皮膚表面に蓄積すると、毛穴が詰まりやすくなります。
特に、暑い環境下で汗をかいた後や運動後、皮膚が湿ったままで清潔に保たれない場合に、あせもが発生しやすいです。
摩擦
皮膚が密着した状態で摩擦が生じる場合、服の摩擦や皮膚同士のこすれ合ことで摩擦によって皮膚の表面が傷つきます。
そこに汗や皮脂がたまりやすくなった結果、あせもが発生します。
特に運動や活動中など、摩擦を引き起こす状況である場合に、この問題が顕著になるので注意が必要です。
汗腺の詰まり
過剰な汗が分泌されると、汗腺から出た汗が毛穴や細い管を通って皮膚表面に排出されます。
しかし、この過剰な汗により毛穴が詰まることがあります。
その結果、汗が皮膚内部に留まり、炎症を引き起こしてあせもが発生するのです。
特に摩擦の多い部位や通気性の悪い服を着用している場合、この問題がより顕著になります。
大人もあせもになる?
あせもは特に暑い季節や湿度の高い環境でよく見られますが、年齢や性別に関係なく誰にでも発生する可能性があります。
大人でも運動や活動によって過剰な汗をかくことや、皮膚の摩擦、湿度の高い環境に長時間さらされることなどが原因となって、あせもが発生することがあります。
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あせもの治し方は?
皮膚を清潔にする
あせもの部位を清潔に保つことが重要です。
定期的なシャワーで汚れや余分な汗を洗い流し、清潔な状態を保つことや清潔な衣服の着用などで感染のリスクを減らし、治癒を促進します。
摩擦を避ける
あせもの部位には摩擦を与えないようにしましょう。
ゆったりとした服を着用し、特にあせものある部位を優しく扱います。
また、布で覆うなどして直接の摩擦を避けることも効果的です。
患部を冷やす
あせもの炎症やかゆみを和らげるために、患部を冷やすことが役立ちます。
冷たいタオルや氷パックなどを使って患部を冷やし、炎症を抑えることができます。
市販薬の使用
あせもの症状を緩和するために、市販の軟膏やクリームを使用することができます。
抗炎症作用のある薬やかゆみを和らげる成分が含まれた製品があります。
ただし、使用する前に医師や薬剤師に相談することをお勧めします。
あせもの予防法
適切な衣服を選ぶ
通気性が良く、吸湿速乾性のある衣類を選ぶことが重要です。
合成素材よりも天然繊維が好ましいです。
適度な保湿
皮膚を適度に保湿することで、あせものリスクを軽減できます。
ただし、過剰な保湿は汗腺の詰まりを引き起こす可能性があるため、適度な保湿が重要です。
温度と湿度の管理
室温や湿度を適切に管理することで、あせもの発生を防ぐことができます。
特に寝室の温度や湿度を調整することは重要です。
通気性の良い寝具を使用する
通気性の良い寝具を使用することで、汗の蒸発を促進し、あせもの発生を防ぐことができます。
直射日光を避ける
直射日光にさらされることで、あせもの症状が悪化する場合があります。
屋外活動をする際は日焼け止めや帽子などで日焼けを防ぐようにしましょう。
運動時はこまめに休憩をとる
運動中は汗をかきやすいため、こまめに休憩をとり、水分補給を行うことが重要です。
長時間の運動や活動を避けるようにしましょう。
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あせものご相談なら家来るドクターまで
家来るドクターでは、往診・オンライン診療による医師へのあせものご相談が可能です。
往診では、医師の診察後にあせもに対する薬をご自宅で処方することも可能です。
オンライン診療でも、診察後に処方箋もしくはご自宅への配送という形でお薬の処方を行っております。
お子様やご自身にあせもの疑いがある症状が現れた際は、まずはお気軽に家来るドクターへご相談ください。
【まとめ】あせもは予防が肝心
あせもは暑い季節や湿度の高い環境で起こりやすく、予防が重要です。
清潔を保ち、適切なケアをすることで、あせもの発生を防ぐことができます。
参考文献
日比谷ヒフ科クリニック「大人も発生するあせも。自分で出来る予防法も解説」
肌育研究所「敏感肌の方は要注意!あせもの原因や見分け方、予防法を紹介」
ヒロオカクリニック「あせも(汗疹)の治し方とは?原因・予防法など解説」
ヒフノコトサイト「『あせも(汗疹)』の原因・症状・治療法【症例画像】」
執筆者
経歴
- 名古屋市立大学 卒業
- 豊橋市民病院 初期研修医勤務
- 豊橋市民病院 耳鼻咽喉科
- 名古屋市立大学病院 耳鼻咽喉科
- 一宮市立市民病院 耳鼻咽喉科
- 西春内科・在宅クリニック 副院長
- 横浜内科・在宅クリニック 院長
- >>詳しいプロフィールはこちらを参照してください。