オンライン診療のやり方についてわかりやすく徹底解説
投稿日: 2024年06月01日 | 更新日: 2024年06月03日
皆様、「オンライン診療」をご存じでしょうか?
ご自宅にいながら診察から薬の処方までを受けられる「オンライン診療」ですが、名前は知っていても予約の仕方や薬をどうやって受け取ればいいのか…疑問は尽きませんよね?
上手く活用できれば、体調不良で外来に行くのもしんどい、院内感染が不安、といった受診の壁を乗り越えることができるでしょう。
そこで本記事では、オンライン診療の利用方法やメリット・デメリット、上手な活用方法などをご説明していきます!
目次
オンライン診療とは?
オンライン診療とは、スマホやパソコンなどによるビデオ通話やWEB会議システムを通じてリアルタイムで医師の診察を受けられる遠隔医療サービスです。
医療機関へ直接行く必要がなく、予約・問診・診察・処方・決済の全てをオンライン上で完結できるのが特徴です。
オンライン診療のやり方
オンライン診療に必要な機器
まずオンライン診療を受けるにあたって、スマートフォンやタブレット端末、PCといったインターネットに繋がっている通信機器を準備しましょう。
タブレット端末やPCといった画面の大きな端末の方が医師の顔もはっきり見え、スムーズに診察が行えるのでお勧めです。
オンライン診療の流れ
Step1.オンライン診療専用アプリをダウンロード
家来るドクターが連携しているクリニックでは、「SOKUYAKU」というオンライン診療専用のアプリを通してオンライン診療を行っております。
Step2.アプリに基本情報を入力
アプリのダウンロード後は、アプリ内の指示に従ってお名前やご年齢、ご住所などの基本情報を入力をします。
Step3.予約を取る
基本情報の入力が完了したら、アプリのホームにある検索機能からクリニックを検索して、予約をとります。
この際、診察希望の日時や症状の問診、お薬受け取り方法などを選択出来るので指示に従って予約を進めてください。
Step4.診察
予約が終わったら、あとは診察が始まるのを待つだけです。
診察の際は外の音が入らない静かな空間で、インターネット環境の整った場所で行いましょう。
Step.5お薬の受取
診察内容に応じてお薬が処方されます。
当日か翌日にご自宅への配送もしくは、お近くの薬局での受け取りのどちらかをStep.3ご予約時の際にお選びいただけます。
オンライン診療のメリットとデメリット
時間とコストの節約
働き世代にとっては、平日の日中に病院を受診する事が難しい方が多いかと思います。
オンライン診療であれば、来院せずとも診察を受けることが出来るため、忙しい働き世代の人でも平日に受診することが出来ます。
家来るドクターと提携しているクリニックでは夜間、日曜日、祝日にオンライン診療を受け付けています。
また、病院までの交通費の節約という面でもメリットがあります。
診療が手軽に受けられる
ご高齢の方であれば、付き添いがいらないため、来院に比べて気軽に受診できる点もオンライン診療ならではのメリットと言えます。
他にも感染リスクの低減や待ち時間の減少など、オンライン診療のメリットはたくさんあります。
オンライン診療の限界と注意点
メリットが多いオンライン診療ですが、デメリットもあります。
1つは情報が充分に得られない可能性がある点です。
モニター越しで診察するオンライン診療では、触診や聴診、各種検査が出来ません。
基本的に問診の情報からしか得られる情報がないので、患者さんの状態を正確に把握することが、対面の診察に比べて困難になります。
こういった点から、オンライン診療に適さない疾患もあることを知っておく必要があります。
また、通信状況や情報通信機器の扱いに慣れていない場合に受診そのものが難しい場合もあります。
あくまで対面での診療を主としてオンライン診療を活用していくようにしましょう。
オンライン診療でプライバシーは守られる?
オンライン診療ではインターネットに接続して診察を行う分、個人情報やプライバシー部分が傍受や情報漏洩によって外に漏れてしまう危険性があります。
しかしこの点については、厚生労働省が策定したガイドラインに該当する『オンライン診療の適切な実施に関する指針』にセキュリティに関して遵守するべき内容が記載されています。
もちろん提携しているクリニックはこちらを遵守して個人情報などの情報漏洩には細心の注意を払っていますので、ご安心ください!
オンライン診療はスマホで受けられる?
スマホでもオンライン診療を受診することは可能です!
先述したように、オンライン診療はインターネットに繋がっている機器があれば、いつでもどこでも受けることが出来ます。
オンライン診療について、何かお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。
家来るドクターのオンライン診療の特徴
家来るドクターでは、発熱や鼻水、咳といった風邪症状、皮膚症状、アレルギー症状、一部生活習慣病に関する診察がオンラインで行うことができます。
症状によっては更に対応可能な症状、反対に対応が難しい症状もありますので、ご不明な点がございましたら一度お問い合わせ下さい。
まとめ
今回は、オンライン診療について、始め方やメリット・デメリットについて説明しました。
メリットは
- いつでも簡単に受診が出来る
- 感染リスクが少ない
- 交通費などのコストの削減
- 自宅いながら診察から薬の受け取りまで可能
一方デメリットは
- 触診、聴診が出来ない為診察に限界がある
- 診察が出来る症状やお薬に制限がある
- 通信環境が整っている必要がある
- 情報漏洩のリスクがある
メリットとデメリットをしっかり理解したうえで上手く活用していきましょう。
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参考文献
- オンライン診療のやり方は?患者さん側の必要なシステムや受診手段、メリットなどを紹介
- オンライン診療のメリット・デメリットとは|医療機関側と患者さん側の双方の目線で完全解説
- セキュリティの観点から考えるオンライン診療サービスの選び方
- オンライン診療に向いている科目・疾患
- 厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」セキュリティ該当部分