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インフルエンザのA型とB型の違いとは?知っておきたい基本情報

投稿日: 2024年10月23日 | 更新日: 2024年10月24日

インフルエンザ

 

毎年冬に流行するインフルエンザ。

 

インフルエンザにはA型やB型などの型がありますが、どんな違いがあるのでしょうか。

 

この記事では、インフルエンザのA型とB型の違いや症状、予防対策などについて詳しく解説していきます。

 

 

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インフルエンザとは

 

インフルエンザ

 

インフルエンザは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症であり、主に呼吸器系に影響を与えます。

 

主な症状は、発熱、咳、鼻水、筋肉痛、全身の倦怠感などです。

 

重症の場合、肺炎や脳炎などの合併症を引き起こす可能性があります。

 

インフルエンザは主に秋から冬にかけて流行する季節性のものとして知られていますが、ウイルスの型によっては年間を通じて感染を引き起こします。

 

特に以下に当てはまる方は重症化したり、合併症を引き起こしやすい傾向があるため、注意が必要です。

 

  • 高齢者
  • 心臓病や呼吸器疾患などの基礎疾患がある
  • 妊婦
  • 乳幼児

 

関連記事:インフルエンザの予防方法|感染経路や予防に有効な栄養について

 

インフルエンザA型とは

 

インフルエンザ

 

インフルエンザのA型とB型、それぞれ分けて詳しく解説していきます。

 

まずは、A型インフルエンザから詳しく見ていきましょう。

 

A型インフルエンザの特徴

 

人間に感染するインフルエンザウイルスの中で、A型が特に感染力が強く、最も流行しやすいと言われています。

 

A型インフルエンザの中だけでもウイルスの型が140種類以上もあり、さらに感染した人や動物の体内で次々に変異していきます。

 

そのため、免疫を持っている人が少なく、ワクチンが有効ではないウイルスが現れたりすることもあり、大流行を起こす可能性があるのです。

 

A型インフルエンザは、他の型と比較して症状がより激しい傾向があります。

 

感染すると1~3日程度の潜伏期間を経て、以下などの症状が出現します。

 

  • 38℃以上の発熱
  • 頭痛
  • 喉の痛み
  • 筋肉痛・関節痛
  • 悪寒
  • 鼻水

 

A型インフルエンザの流行時期

 

A型インフルエンザの流行時期は12月から2月にかけて流行するといわれています。

 

しかし、流行のパターンは地域や年によって異なります。

 

 

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インフルエンザB型とは

 

インフルエンザ

 

次にインフルエンザB型について詳しく解説していきます。

 

B型インフルエンザの特徴

 

B型インフルエンザは、A型インフルエンザに次いで一般的なインフルエンザの一種です。

 

B型の最大の特徴は、人間にのみ感染するということです。

 

通常1~3日の潜伏期間を経て、以下の症状が現れます。

 

  • 38℃以上の発熱
  • 頭痛
  • 喉の痛み
  • 筋肉痛・関節痛
  • 鼻水
  • 腹痛
  • 嘔吐
  • 下痢

 

A型インフルエンザに比べ著しく、腹痛や嘔吐、下痢などの消化器症状が現れることもあります。

 

それ以外にA型インフルエンザとB型インフルエンザの症状に違いはあまりないため、正確な診断をするには医療機関での検査が必要です。

 

B型インフルエンザの流行時期

 

B型インフルエンザの流行時期は、2月頃から春先にかけてが多いとされています。

 

A型インフルエンザの後を追うように流行することが多いですが、A型インフルエンザと同じく流行のパターンは地域や年によって異なることがあります。

 

関連記事:インフルエンザの予防は必要?日常でできる予防方法とおすすめの食品を解説

 

A型とB型の主な違い

 

インフルエンザ

 

インフルエンザのA型とB型について解説してきましたが、ここからはこの2つの型の違いについて解説していきます。

 

症状の違い

 

A型インフルエンザとB型インフルエンザの症状に大きな違いはありません。

 

いずれも潜伏期間の後、38℃以上の発熱、頭痛、筋肉痛、全身の倦怠感などの症状が出現します。

 

しかし、B型インフルエンザの特徴として、A型インフルエンザよりも頻繁に腹痛や下痢などの消化器症状が見られることがあります。

 

一般的にA型インフルエンザの方が重症化するというイメージがありますが、これは必ずしも正確ではありません。

 

B型インフルエンザであっても重症化する可能性があるため、注意が必要です。

 

実際、インフルエンザの重症度は、ウイルスの型ではなく感染者の健康状態に大きく左右されます。

 

持病の有無や免疫機能の状態が、重症化のリスクを決定します。

 

流行の周期や季節性の違い

 

A型インフルエンザの流行時期は、10月から始まり、12月から2月にかけてピークに達します。

 

一方、B型インフルエンザの流行時期は、A型インフルエンザよりやや遅れて始まり、2月から春先にかけてピークを迎えます。

 

ワクチンに関する情報

 

インフルエンザワクチンは、その年に流行するウイルスを予測して製造されます。

 

そのため、毎年ワクチンの接種が必要です。

 

インフルエンザワクチンを接種すると、通常2週間程度で体内に抗体が発生し、約5か月間効果を発揮します。

 

インフルエンザ流行シーズンである12月~3月頃に効果を発揮させるため、接種時期は、早くて10月下旬、遅くても12月上旬にはワクチンを接種しておくことが望ましいと言えるでしょう。

 

しかし、ワクチンを接種したからといってインフルエンザに感染しないということではありません。

 

普段から手洗いや手指消毒、マスクの着用など、感染対策をしていきましょう。

 

 

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インフルエンザにはC型もある?

 

インフルエンザ

 

インフルエンザのA型とB型はよく耳にしたことがあると思います。

 

しかし、C型インフルエンザについては聞いたことがないという方もいるのではないでしょうか。

 

インフルエンザウイルスは大きく分けて、A型、B型、C型の3種類に分けられます。

 

C型インフルエンザは、一度感染すると免疫が獲得され、ほぼ一生感染しないと言われています。

 

そのため、A型インフルエンザやB型インフルエンザと比較して、流行を引き起こしにくく、感染しても重篤な症状が出にくいのが特徴です。

 

C型インフルエンザの検査できる医療機関は少なく、実際に感染しても気が付かないまま過ごしてしまう可能性があります。

 

また、大人はほとんど免疫を持っているため、感染者は子どもに多いのも特徴です。

 

関連記事:子供がインフルエンザになった時の親の対応|風邪や似ている病気との違いについても解説

 

予防と対策

 

インフルエンザ

 

インフルエンザの予防について解説していきます。

 

インフルエンザ予防接種の重要性

 

インフルエンザ発症後、多くの場合は1週間程度で回復しますが、中には肺炎や脳炎などの重い合併症を引き起こすことがあります。

 

インフルエンザワクチンを接種することで、発症の可能性を減らし、さらに重症化を予防することが期待できます。

 

特に重症化リスクの高い、以下に該当する方は、ワクチン接種がより重要です。

 

  • 高齢者
  • 基礎疾患を持つ方
  • 妊婦
  • 乳幼児

 

手洗い・マスク着用などの基本的な予防措置

 

外出時に手すりやつり革、ドアノブなどを介して、自分の手にウイルスが付着する可能性があります。

 

そのため帰宅時や調理の前後、食事の前などはしっかりと石鹸をつけて手を洗うことが大切です。

 

また、外出する際はマスクを着用し、繁華街などの人混みは避けましょう。

 

気温と湿度を管理する

 

インフルエンザウイルスは低温環境で活発化するため、室温は20〜24℃程度に保つのが理想です。

 

この温度帯であれば、体が温まりやすく免疫力の低下も防ぎやすくなります。

 

また、インフルエンザウイルスは乾燥した環境で長く生存するため、室内湿度を50〜60%に保つことが重要です。

 

加湿器や湿度計を活用し、乾燥を避けましょう。

 

屋外でもマフラーや帽子で身体を冷やさないように工夫し、マスクを着用することで口や鼻の乾燥を防ぐこともおすすめです。

 

早期発見と治療のための注意点

 

インフルエンザの重症化を防ぐためには、早期発見と適切な治療が極めて重要です。

 

38℃以上の発熱、喉の痛み、咳、全身の倦怠感などの症状出現後、12時間から48時間以内に病院へ受診しましょう。

 

発熱後12時間以内の検査では偽陰性の可能性があるため、早すぎる受診は避けましょう。

 

一方で、抗インフルエンザ薬は発症から48時間以内に服用を開始することが最も効果的です。

 

このバランスを考慮すると、症状が出てから12時間以上経過し、かつ48時間以内での受診が最適といえます。

 

早期の適切な対応は、自身の回復を早めるだけでなく、周囲への感染拡大を防ぐ効果もあります。

 

症状が現れたら躊躇せず、このタイミングを見計らって病院を受診し、医師の指示に従って治療を受けることが大切です。

 

 

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家来るドクター(往診)での対応方法

 

家来るドクターでは、夜間・休日にご自宅へお伺いし、インフルエンザの検査が可能です。

 

新型コロナウイルスとの同時検査も行っています。

 

その他、溶連菌やアデノウイルスの検査も用意しています。

 

検査に関しては、医師の判断となりますので、ご了承ください。

 

ご自身では判断がつかない場合や、緊急性の有無など、ご不安なことがあったらまずはお気軽にご相談ください。

 

 

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まとめ

 

今回は、インフルエンザのA型とB型の違いや症状、予防対策などについて解説しました。

 

インフルエンザのA型とB型の症状の違いは、基本的にありません。

 

どちらの型も高齢者や小児、持病のある方などは、合併症を引き起こし、重症化する可能性があるため、注意が必要です。

 

38℃以上の発熱や喉の痛み、咳、全身の倦怠感など、インフルエンザを疑う症状が出たら、速やかに医療機関を受診しましょう。

 

参考文献

 

健栄製薬 猛威をふるうインフルエンザA型とは? ウイルスや症状の特徴をチェック

 

健栄製薬 【医師監修】インフルエンザB型はA型とどう違う?これからの季節に取り入れたい対策」

 

Medical Note インフルエンザB型の症状――「熱が出にくい」などA型との違いはあるのか

 

Mecical Note インフルエンザA型とB型の症状や治療法の違い

 

健栄製薬 【医師監修】インフルエンザのC型とは?型別の特徴も紹介します

 

政府広報オンライン インフルエンザの感染を防ぐポイント「手洗い」「マスク着用」「咳(せき)エチケット」

執筆者

西春内科・在宅クリニック 院長 島原 立樹

経歴

  • 名古屋市立大学 医学部 医学科 卒業
  • 三重県立志摩病院
  • 総合病院水戸協同病院 総合診療科
  • 公立陶生病院 呼吸器・アレルギー疾患内科
  • 西春内科・在宅クリニック 院長(https://nishiharu-clinic.com/doctor/

資格

  • 日本専門医機構認定 内科専門医

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