電話相談可能な夜間休日救急往診・自宅診察・訪問診療の特徴| 家来るドクター名古屋・神奈川・千葉・大阪

取材依頼の方へ:080-4533-1546

ブログ

夏風邪の特有の症状とは|長引く理由や治し方を解説

投稿日: 2023年08月22日 | 更新日: 2023年08月30日

夏風邪

 

暑い夏の季節に夏風邪にかかってしまうと発熱や鼻汁、くしゃみのために、とても辛い思いをしてしまいます。

 

さらに、咽頭痛や咳などの症状も見られると、気分も体調もすぐれない日々が続いてしまいます。

 

夏風邪は主にウイルスが原因で起こります。

 

しかし、エアコンの使いすぎによる温度差や夏バテなどで体力が低下していることなども要因となり得ます。

 

この記事では夏風邪の原因や症状、対策について詳しく解説していきます。

 

せっかくの夏に体調を崩さないようにするために、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

 

解熱剤のことなら家来るドクターに相談△

現在は、愛知神奈川千葉大阪で救急往診可能!

 

夏風邪になる原因

 

夏風邪は主にウイルス感染と夏特有の環境要因が組み合わさることによって引き起こされます。

 

ウイルス感染

 

夏風邪

 

原因となるウイルスは以下などが挙げられます。

 

  • アデノウイルス
  • ライノウイルス
  • コロナウイルス
  • RSウイルス
  • パラインフルエンザウイルス

 

これらのウイルスは、感染した患者さんのくしゃみや咳から飛散する飛沫によってウイルスなどの病原体が、気道内に入って増殖することから始まります。

しかし、全員が風邪を発症するわけではなく、発症するかどうかは、環境や感染した人の状況によって異なります。

また小児の夏風邪も多くみられ、小児の場合にはヘルパンギーナや手足口病といった別のウイルス性疾患の可能性もあります。

これらのウイルス感染症は夏に向けて患者数がだんだんと増えていき、7月にピークを迎えるとされています。

 

エアコンや温度差などの環境要因

 

夏風邪

 

侵入したウイルスによって風邪を発症するかは環境による影響も大きいです。

エアコンの使いすぎによる屋内外の温度差は体温調節のバランスを崩し、免疫力が低下してしまうので感染しやすくなると考えられます。

そのため、屋内にいる時には室温を下げすぎないようようにすることが大切です。

また、室温の調整ができない場合には衣類で調節するなどの対策をとることが重要です。

 

▶︎発熱の基準は何度から?外来に行くべき目安やよくある症状を解説-横浜内科・在宅クリニック

 

夏風邪の症状

 

一般的に風邪はウイルス感染症なので多くの症状を出します。

 

夏風邪の場合も同じように次のような多彩な症状を出します。

 

これは原因となるウイルスが様々であることが1つの要因です。

 

発熱

 

夏風邪

 

夏風邪でも高熱が発生することがあります。

発熱は風邪の一般的な症状ですが、夏は気温自体も高いので、体温が高くなりやすく高熱を出してしまうことがあります。

 

 

夏風邪

 

ウイルスによって喉や気道が刺激されることで、咳が頻繁に出ることがあります。

特に夜間に咳が悪化することがあるため、眠れないという方もいらっしゃいます。

 

喉の痛み

 

夏風邪

 

喉の痛みも一般的な症状です。

喉の粘膜が炎症を起こすことで痛みを生じます。

鎮痛薬の使用で軽減しますが、水分がとれないほどの痛みの時には点滴をする場合もあります。

 

下痢

 

夏風邪

 

ある種のウイルスでは胃腸炎を起こして腹痛や下痢を呈することがあります。

エアコンの使いすぎにって起こっている場合もあるので、気温の調節や水分をとって脱水症にならないようにすることが大切です。

 

関節痛

 

夏風邪

 

ウイルス感染による炎症によって関節や筋肉の痛みが生じることがあります。

 

▶︎夏バテとは?どんな症状があるの?|予防対策や治し方を解説

 

夏風邪とコロナの見分け方

 

夏風邪

 

結論から言うと症状だけで両者を見分けることが困難です。

 

もともとコロナウイルスは風邪でよくみられる一般的なウイルスだったコロナウイルスが変異を起こし、感染力と病原性が高くなり世界的に流行したものです。

 

しかし、最近ではコロナウイルスに感染しても軽症の方が多くいます。

 

そのため、症状だけで夏風邪とコロナウイルス感染を見分けることは難しいと考えられます。

 

見分ける方法の目安としては以下などの点が挙げられます。

 

  • コロナウイルス感染者と濃厚接触した経緯がある
  • 味覚や嗅覚の異常がある
  • 下痢や嘔吐などの消化器症状がみられる

 

▶︎熱中症の治し方や予防対策|熱射病や日射病との違いは?

 

夏風邪はうつる可能性があるのか

 

夏風邪

 

夏風邪になる原因としてウイルス感染があるため、夏風邪はうつる可能性があります。

 

ウイルスに感染した人がくしゃみや咳をしたときに飛沫として放出され、ウイルスが気道に入り込んで増殖することで感染します。

 

感染を防ぐためには手洗いやうがい、こまめな換気やマスクの着用などの対策が有効です。

 

解熱剤のことなら家来るドクターに相談△

現在は、愛知神奈川千葉で救急往診可能!

 

夏風邪は大人でもなりえるのか

 

夏風邪

 

夏風邪は年齢、性別に関係なく起こり得るので、大人でも注意が必要です。

 

一般的に子供の方が免疫力が低いので夏風邪にかかりやすいです。

 

しかし、大人でもエアコンが効きすぎている屋内にいて体温調節がうまくいかなくなってしまった場合や、夏バテで免疫力が落ちている場合には夏風邪を引きやすくなってしまいます。

 

そのため、普段から手洗い・うがいなどの感染予防対策を行うことが重要です。

 

▶︎咽頭結膜熱(プール熱)ってどんな病気?大人もかかる?流行性角結膜炎との違いも解説- 横浜内科・在宅クリニック

 

夏風邪が長引いてしまう理由

 

一般的に風邪は早く治るのですが、夏風邪が長引いてしまう場合もあります。

 

夏風邪が長引く要因について解説していきます。

 

免疫力の低下

 

夏風邪

 

夏は暑さによって体力を消耗しやすい時期です。

暑さや冷房の影響で体温調節が乱れてしまい、免疫力が落ちてしまうことがあります。

免疫力が弱まるとウイルスに対する抵抗力が低くなってしまい、感染が長引く可能性があります。

 

不適切な治療

 

夏風邪

 

症状が軽いからと自己判断の治療をして病院を受診しなかったり、休養を取らなかったりすることも症状が長引いてしまう理由の1つです。

早めに病院を受診したり、症状がよくなるまで十分に休むことが長引かせないために重要です。

 

夏風邪の治し方

 

夏風邪

 

夏風邪の原因はほとんどがウイルスなので、基本的には休養と症状を和らげるお薬を使うことで自然によくなります。

 

ウイルスは肺炎などを起こす細菌と違い、特別な治療はありません。

 

ウイルスは非常に小さく、どんどん変異していきますし、かかっても自然によくなるので、特定の抗ウイルス薬がないので現状です。

 

そのため抗菌薬(抗生物質)は効果がなく、特別なお薬も通常であれば必要ではありません。

 

発熱に対しては解熱鎮痛薬を使用し、咳や痰、のどの痛みなどの症状に対しては症状を和らげるお薬を使います。

 

それでも症状が悪化している時にはウイルス感染以外の別の病気や全身状態の悪化が考えられます。

 

そのため、病院を受診し診断をつけてもらうことや、点滴などで治療を行う場合もあります。

 

夏風邪にかかった時にはしっかり休養し、症状の観察をしながら悪化傾向があれば早めに病院を受診するようにしましょう。

 

また他の人にうつさないようにマスクや手洗い・うがいなどを徹底するようにしてください。

 

▶︎夏休みに多い病気や怪我とは|病院に行く目安も解説

 

家来るドクター(往診)での対応方法

 

夏風邪をひいて症状が軽いうちは市販薬を使って休むことで自然によくなることが多いです。

 

しかし、症状が悪化している場合や呼吸が苦しいほど咳が出る時、水分がとれないほど辛いといった場合には医療機関への受診が必要になります。

 

家来るドクターでは、夜間休日の体調不良時に電話での医療相談・往診受付を行っています。

 

往診の際には診断をするために問診と身体診察を行います。

 

ウイルス感染による夏風邪と診断できれば症状に応じてお薬の処方や点滴を行います。

 

症状がひどく、全身状態が悪いときは入院する場合もあるので、その場合は近隣の病院へ紹介をすることも可能です。

 

症状が早く改善するように、治療に当たりますので、心配な症状がある時にはぜひお気軽にご相談ください。

 

解熱剤のことなら家来るドクターに相談△

現在は、愛知神奈川千葉で救急往診可能!

 

まとめ

 

今回は、夏風邪の原因や症状、対策について詳しく解説してきました。

 

いかがでしたでしょうか?

 

夏風邪は主にウイルスに感染することで起こります。

 

エアコンの使いすぎによって体温調節のバランスが悪くなることや夏バテなどによる体力低下も要因になりえます。

 

夏風邪は健康な方であれば自然によくなることが多く、特別な治療は不要です。

 

しかし、他の人にうつしてしまう可能性があるので、しっかりと休養して手洗いうがいなどの感染対策をするようにしましょう。

 

また夏風邪と思っていても別の病気の可能性があります。

 

往診では病院にいくことが難しい場合にすぐに対応できるので心配な症状があるとき、段々と悪化しているときなど、お困りのことがございましたらいつでもご相談ください。

 


参考文献

日本呼吸器学会|呼吸の病気-A. 感染性呼吸器疾患「かぜ症候群」

厚生労働省|夏が来る前に備える"子どもの感染症対策"

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター|厚夏に気をつけたい感染症は「夏かぜ」「とびひ」「食中毒」夏風邪に抗菌薬は効果がありません

アリナミン製薬|夏風邪と新型コロナウイルス感染症、症状をどう見分ける?

 

監修医師

整形外科医 Dr.三浦隆徳

往診のご相談・お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください。

受付時間:[平日]17:00-23:00
[土日]16:00-23:00
[日曜/祝日]9:00-23:00
休業日:年中無休

PHP Code Snippets Powered By : XYZScripts.com