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感染症の分類や種類を簡単解説|なぜコロナは5類になったの?

感染症

 

感染症とは細菌やウイルス、真菌などの病原体が体内に侵入し、増殖することで引き起こされる病気です。

 

これらの病原体は、空気感染、飛沫感染、接触感染などの様々な経路を通じて人から人へ広がっていきます。

 

細菌やウイルスは人類より昔から地球に存在するので、人類は古くから感染症と戦ってきました。

 

歴史的にはポリオや天然痘、スペインかぜ、最近ではコロナウイルスなど多くの感染症が世界的に流行しており、その度に人類は感染症に対峙し克服してきました。

 

この記事では感染症の分類や種類、なぜコロナは5類になったのかについて詳しく解説していきます。

 

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なぜ感染症は分類されるのか

 

感染症

 

感染症はそれぞれの病気に応じて適切に管理・対策を行い、感染の拡大を防止するために法律で分類されています。

 

感染症は人から人へうつる性質があるので、感染した人の行動を制限しなければ、どんどん感染が拡大してしまいます。

 

そのため、感染力の強さ、感染した時の症状の重さなどを考慮して感染症を分類し、感染した人の行動を制限するなど感染拡大を予防することが分類する大きな目的となります。

 

また流行しやすい感染症の発生状況を観察することで、早期に感染症の流行を察知し、対策を立てることも可能です。

 

感染症の分類

 

感染症は原因となっている病原体によって感染症法(感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律)によって1998年に制定され、改訂され続けています。

 

すべての感染症が分類されるわけではなく、特定の感染症が一~五類、指定感染症、新感染症に分類され、感染症法自体に規定するか、政令や省令で規定されています。

 

それぞれの分類の感染症について解説します。

 

一類感染症

 

感染症

 

感染力が強く、感染した時に症状が重症なので危険性が極めて高い感染症です。

 

エボラ出血熱やクリミア・コンゴ出血熱、ペストなどがあり、入院が必要になる場合があります。

 

二類感染症

 

感染症

 

一類と同じように危険性が高い感染症です。

 

結核やポリオ、ジフテリア、SARSなどが含まれており感染した場合には入院が必要になる場合があります。

 

三類感染症

 

感染症

 

特定の職業への就業によって感染症の集団発生を起こし得る感染症が指定されます。

 

コレラ、細菌性赤痢、腸チフス、腸管出血性大腸菌などがあり、必要に応じて就業制限がなされる場合があります。

 

四類感染症

 

感染症

 

動物・飲食物等を介して人に感染する感染症が指定されます。

 

狂犬病、マラリア、デング熱、A型・E型肝炎、黄熱、Q熱などが含まれ、消毒や動物等への処置などで対策をします。

 

五類感染症

 

感染症

 

国が感染症発生動向調査を行い、その結果などに基づいて必要な情報を公開していくことで発生・まん延を防止すべき感染症が指定されます。

 

インフルエンザ、性器クラミジア、クリプトスポリジウム症、後天性免疫不全症候群、梅毒、麻疹などがあります。

 

発生動向調査が行われます。

 

指定感染症

 

感染症

 

感染症法に位置付けられていない感染症について一〜三類、新型インフルエンザなどの感染症と同程度の危険性があり、措置を構ずる必要があるものが指定されます。

 

一類から三類感染症に準じた対人、対物措置がなされます。

 

これまでは、以下が指定されてきました。

✅2003年7月のSARS(重症急性呼吸器症候群)
✅2006年6月鳥インフルエンザ(H5N1)
✅2013年5月の鳥インフルエンザ(H7N9)
✅2014年7月のMERS(中東呼吸器症候群)
✅2020年に新型コロナウイルス感染症

 

これらの感染症は、いずれもその後、法改正により二類感染症として定義されました。

 

日本に多い感染症の種類

 

日本に多くみられる感染症の種類と原因、症状について解説していきます。

 

インフルエンザ

 

感染症

 

インフルエンザウイルスに感染することで発症します。

 

発熱、咳、のどの痛み、関節痛などの様々な症状を起こします。

 

多くは軽症で自然によくなりますが、抗インフルエンザ薬による治療も有効です。

 

▶︎インフルエンザワクチンの副反応・副作用で起こる症状や出やすい人の特徴について解説!-西春内科・在宅クリニック

 

ノロウイルス

 

感染症

 

感染した人から排出されたウイルスが体内に入ることで感染します。

 

感染力が強く、嘔吐、下痢などの胃腸炎症状を起こします。

 

感染予防のために消毒が有効です。

 

▶︎【秋から冬にかけて注意】ノロウィルス感染症になる原因や症状、消毒方法を解説

 

アデノウイルス

 

感染症

 

多くのタイプがあり、上気道炎といういわゆる風邪やプール熱を引き起こします。

 

プール熱は感染力が強いので、発症した場合は症状が治った後2日経過するまで出席停止となります。

 

▶︎咽頭結膜熱(プール熱)ってどんな病気?大人もかかる?流行性角結膜炎との違いも解説-横浜内科・在宅クリニック

 

麻疹

 

感染症

 

麻疹ウイルスの感染によって発症し、風邪症状、目の充血、全身の発疹が出現します。

 

感染力が非常に強ので、ワクチンを接種して予防することが最も大切です。

 

▶︎麻疹(はしか)とは何か? | 横浜内科・在宅クリニック

 

新型コロナウイルス感染症

 

感染症

 

2019年に中国武漢市で発生し、世界的に流行したウイルス感染です。

 

発熱や咳、痰などの呼吸器症状が多く出現します。

 

現在ではワクチンも開発されたので予防と、感染した際には周りに拡大させないように感染予防策をとることが大切です。

 

▶︎腹痛と下痢が続く原因|コロナの可能性は?治し方や病院での対処法を解説

 

新型コロナが5類になった理由と変更ポイント

 

感染症

 

新型コロナウイルス感染症は、オミクロン株が主流になってから初期の頃と比べて重症度が低下しています。

 

そのため、感染によって入院、隔離などの強制的な措置をしなくても生命や健康に重大な影響を与える可能性が低くなったと判断されたため五類に変更となりました。

 

変更ポイントについては以下のようになっています。

 

□発生動向

 

変更前は患者数は全数把握でした。

変更後は特定の医療機関でのみ患者数を保健所に報告する定点観測となります。

 

□医療体制

 

変更前は公費負担で治療の自己負担はありませんでした。

変更後は保険診療となったため、治療費は自己負担となりました。

そのため診察、お薬、入院なども自己負担が必要です。

 

□患者対応

 

変更前は外出制限、場合によっては入院などの対応が取られてきました。

五類に移行されたことに伴い外出等の制限がなくなっています。

自粛の制限は無くなりましたが、感染拡大を予防するために自主的に予防に努めることが大切です。

 

□ワクチン接種

 

変更後も自己負担なく接種することが可能です。

 

 

感染症の予防対策について

 

感染症にかからないようにするためには感染した人や周囲の人だけではなく、施設や組織レベルで対策することが重要です。

 

ここから感染症を予防する対策方法について解説していきます。

 

手洗い、うがい

 

感染症

 

手洗い、うがいは基本的ですが、効果的な予防策です。

 

多くのウイルスは手に付着したウイルスが口から入ったり、くしゃみや咳で飛散したウイルスが気道に入ることで感染します。

 

そのため、こまめに石けんやアルコール消毒液を使用して、手洗いをしたり、うがいをすることで感染を防ぐことができます。

 

マスクの着用

 

感染症

 

一部のウイルスや細菌はくしゃみや咳で飛散して他の人の気道に入ることで感染します。

 

そのため、感染した人はもちろん、周囲の人も普段からマスクを着用することが予防に有効です。

 

ワクチン接種

 

感染症

 

一部の細菌やウイルスはワクチンが有効です。

 

ワクチンは病原体を弱毒化したものを投与することで、接種された人に免疫を作る効果があります。

 

免疫によって病原体が付着しても感染する確率を下げることができます。

 

物品の消毒

 

感染症

 

ノロウイルスなどの感染症ではウイルスが調理器具などに付着することで感染を拡大させていきます。

 

そのため、アルコールや次亜塩素酸など、適切な消毒液を用いて消毒をすることが効果的です。

 

感染対策をとることが重要ですが、過度に感染を恐れてしまうと、生活をする上でも支障が出てしまいます。

 

病原体の流行状況や感染経路、感染した時のリスクを考えて、適切に予防対策をとることが大切です。

 

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家来るドクター(往診)での対応方法

 

感染症の種類に応じて対応方法は変わってきます。

 

上気道炎や胃腸炎などの軽症の感染症であれば、市販薬の内服や休養で改善することが多いです。

 

しかし、肺炎やカンピロバクター感染などの細菌感染が判明することもあります。

 

そのため、症状の軽いうちから医師に診察してもらい、お薬をもらったり経過をみることが大切です。

 

症状が強くて病院を受診することができないような場合には往診の利用がお勧めです。

 

家来るドクターでは、まず診断をするために問診と身体診察を行います。

 

症状から原因を推測し、お薬の処方や点滴で治療を行います。

 

しかし、症状がひどい場合や、全身状態が悪い場合には近隣の病院へ紹介をすることが可能です。

 

症状が早く改善するように、治療に当たりますので、心配な症状がある時にはぜひお気軽にご相談ください。
 

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まとめ

 

今回は、感染症の分類や種、なぜコロナは5類になったのかについて解説してきました。

 

感染症は細菌やウイルス、真菌などの病原体が体内に侵入し、増殖することで引き起こされる病気です。

 

これらの病原体は、様々な経路を通じて人から人へ広がっていくので、感染した人は早めに治療して感染を広げないようにすることが大切です。

 

症状が軽いうちから病院を受診することがお勧めです。

 

病院の受診ができない場合には往診でいつでも対応できます。

 

お困りの症状がありましたらいつでもご相談ください。


参考文献

丸石製薬株式会社|感染症ってなに?
神奈川県|コロナ5類移行「どう変わる?」
m3.com|感染症の分類は?教えて感染症Vol.4
厚生労働省|感染症法の対象となる感染症の分類と考え方
厚生労働省|新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行後の対応について
厚生労働省|新型コロナウイルス最前線

 

監修医師

整形外科医 Dr.三浦隆徳

この記事の執筆者


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