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子供が中耳炎になった時の症状やの症状別の対応方法、放置してはいけない症状について

中耳炎は、自覚がなくとも、多くの人が実は一度は経験している病気です。

 

1歳までに62%、3歳までに83%の子供たちが少なくとも1回は罹患するとされています。


お子様が急に不機嫌になり原因不明のお熱がでたり、片方の耳をよくさわるようになったりした経験はありませんか?


主に子供がメインで生じる疾患であり、親としては知っておきたい病気だと思います。

 

今回はありふれた中耳炎といった疾患に対してご理解を深めて頂き、これからの対応の方法をお伝えします。

 

 

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中耳炎とは?期間や他人にうつるか?など

 

まず人間の耳は外耳中耳内耳といった3つの空間に分けられます。

 

耳介、外耳道、鼓膜までのことを外耳、鼓膜から鼓室という空間を形成している場所を中耳、三半規管や蝸牛といった神経が通っている場所を内耳といいます。

 

中耳炎とはこの鼓膜内の鼓室部分が炎症を起こすことで起きる現象になります。

 

鼓膜が障壁となっているため中耳炎が直接的に他人にうつることなどはありません。

 

中耳炎の種類にもよりますが、急性中耳炎と呼ばれる疾患は数日~1週間程度で完治することが多いです。

 

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中耳炎にかかる原因

 

急性中耳炎とは中耳内に菌やウィルスが入り込んで炎症が生じることでおこります。

 

ではどこから菌やウィルスは中耳に入ってくるのでしょう。

 

鼓膜が障壁となっているので外からばい菌が入ってくることは考えにくいです。

 

実はばい菌は口や鼻から侵入してくるのです。

 

図に示した通り、耳と鼻は耳管という管でつながっています。

 

耳管とは耳抜きなどで空気が通る場所になります。

 

この本来は耳管という箇所は鼓室内のばい菌や老廃物を口に吐き出すために存在しています。

 

しかし、主に風邪ウィルスなどのばい菌はこの耳管を通って中耳炎を引き起こしてしまうのです。

子供が中耳炎になりやすい理由

 

皆さん、中耳炎は子供の病気と考える方が多いのではないでしょうか。子供に多いのは確かで、それにはいくつか原因があります。

 

まず1つ目は顔の構造上の問題になります。

 

成人と比べ子供の顔は小さく、耳管の長さが短くなります。また耳と口までの角度がより水平になります。

 

この2つのことから、子供はばい菌が耳管を通って中耳炎を引き起こしやすくなるのです。

 

また子供は鼻水が上手くかめなく、鼻すすりをしてしまいます。そうするとさらに耳管を通して、汚い鼻水が逆行性に中耳に入り混んでしまい、中耳炎を引き起こします。

 

また、子供は滅菌されていない箇所を触ったり、口にしたりするのでばい菌が入りやすいことも一つの理由ですね。

 

手洗いうがいが大切な理由は中耳炎の予防にもつながるのですね。

 

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中耳炎の症状

 

耳だれ

耳だれのことを耳漏(じろう)と呼びますが、耳漏がでているということは中耳の炎症が外に漏れているということになります。

大半は中耳炎がひどくなることで鼓膜や外耳道にも炎症が波及し、浸出液が滲むことで耳漏として出てくることが多いです。まれに鼓膜が破れて膿そのものが排出することもあります。

 

発熱、不機嫌、啼泣

中耳炎発熱をすることが比較的多いです。

 

もちろん中耳における炎症の度合いで変わってきますが、風邪などの上気道炎を合併することも多く、発熱を認めることはあります。

 

また子供の初期症状として発熱だけでなく、原因不明に不機嫌になったり、啼泣といった泣きわめくだけのお子様もたくさん認めます。

 

そんな時に鼓膜を見ることで中耳炎が原因と分かることが多々あります。

 

頭痛、耳痛 

中耳炎頭痛耳痛が頻繁に起こります。

 

なぜなら中耳は頭に比較的近い場所であり、炎症が波及しやすいため、頭痛として認識されやすいのです。

 

もちろん耳痛はありますし、耳を外側に引っ張ることで痛みが増悪する場合は中耳炎であることが多いので、医療者は診断の一つの手だてとして行ったりします。

 

子供が中耳炎になった時におすすめの市販薬や自力で治す方法

 

軽症の中耳炎であれば、抗生剤等の薬の使用は一旦はなくても大丈夫です。

 

風邪症候群と合併することが多いので市販の風邪薬の内服も一定の効果を得られると考えます。

 

もし鼻水が多量にあるようであれば、鼻吸引機などで鼻水を吸ってあげることは自宅で出来ますのでやってみることをオススメします。

放置してはいけない病院や、「家来るドクター」を呼んだ方が良い症状

 

実際に中耳炎の軽症例であれば、抗生剤の処方せずに数日様子をみることがガイドラインでも推奨されています。

 

しかし、軽症か重症かの判断は実際に鼓膜の所見を診察しないとわからないことも事実です。

 

重症例であった場合は髄膜炎などに移行することもあるため、早くに中耳炎の診断をつけることも非常に重要ですので、ぐったりするような所見耳漏所見があれば病院へ受診をお願いします。

 

家来るドクターでは耳鏡を用いた診察も、全身の診察も可能です。

 

どのような症状であったとしても、意外な病気が隠れていることもありますし、お伝えした通り中耳炎の診断をつけることも非常に重要ですので、不安に思うことがあればいつでもお気軽にご連絡してください。

 

あなたのお家にドクターが伺います。

 

子供の中耳炎の予防方法

 

予防としては手洗い、うがいはまずはできれば行って頂きたいです。

 

やはりウィルスを口に入れてしまうことはリスクになりますからね。

 

また鼻水が慢性的にズルズルしている子供は鼻をすすることで中耳炎になりやすいので、定期的な鼻水に対しての加療が予防につながります。

 

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まとめ

 

今回は急性中耳炎について主にお話させて頂きました。

 

急性中耳炎の症状は耳漏発熱頭痛などがあり、重症かどうかの判断は医師の診察が必要になってきます。

 

今回は中耳炎の原因や対処法、予防法についてお話しさせて頂きました。

 

関連記事:耳垢を放置するとどうなる?耳掃除は必要? 気をつける病気や対処法について

 

 

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この記事の執筆者

経歴

  • 名古屋市立大学 卒業
  • 豊橋市民病院 初期研修医勤務
  • 豊橋市民病院 耳鼻咽喉科
  • 名古屋市立大学病院 耳鼻咽喉科
  • 一宮市立市民病院 耳鼻咽喉科
  • 西春内科・在宅クリニック 副院長
  • 横浜内科・在宅クリニック 院長
  • >>詳しいプロフィールはこちらを参照してください。

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