子供の中耳炎の症状と対処法|耳を痛がるときの夜間対応と受診の目安
夜中に子どもが耳を痛がって泣いている。そんなとき、まず何を確認すべきかをお伝えします。
中耳炎は1歳までに62%、3歳までに83%の子どもが経験する身近な病気です。軽症であれば翌朝の受診で問題ないケースが多いですが、症状によっては夜間でも受診が必要なことがあります。夜間の判断基準と対処法について医師が詳しく解説します。
この記事は次のような方に向けて書いています
- 夜中に子どもが耳を痛がって泣いている
- 翌朝の受診まで待てるか判断したい
- 自宅でできる対処法を知りたい
目次
夜間・すぐに受診が必要なサイン
以下があるときは、夜間でも受診してください
- ぐったりしている
- 耳だれが出ている
- 高熱が続く・機嫌が極端に悪い
以下のいずれかに当てはまる場合や、お子さんの様子がいつもと違うと感じた場合は、夜間・休日でも受診することをおすすめします。
ぐったりしている
ぐったりするような状態は重症のサインです。中耳炎が重症化すると髄膜炎などに移行することもあるため、早急に診察を受けてください。
耳だれが出ている
耳だれ(耳漏)が出ている場合は中耳の炎症が外に漏れているサインです。鼓膜が破れて膿が排出している可能性もあります。
高熱が続く・機嫌が極端に悪い
発熱が続きながら泣きわめいて止まらない、呼びかけに反応が鈍いといった場合も受診を検討してください。
軽症か重症かの判断は実際に鼓膜を診察しないとわからないため、少しでも不安な場合は早めに受診する方が安心です。
上記に当てはまらない場合は、翌朝の受診まで以下の方法で対処してください。
翌朝まで待てる場合の夜間対処法
鼻水を吸引する
鼻水が多量にある場合は、鼻吸引機などで鼻水を吸ってあげてください。鼻をすすることで汚い鼻水が耳管を通って中耳に入り込み、症状が悪化することがあります。自宅でできる有効な対処法です。
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市販の風邪薬・痛み止めを使用する
軽症の中耳炎であれば、市販の風邪薬の内服も一定の効果が期待できます。耳の痛みが強い場合は、子ども用の痛み止めを使用することも選択肢のひとつです。ただし翌朝には必ず医療機関を受診してください。
中耳炎とは?期間や他人にうつる?

人間の耳は外耳、中耳、内耳の3つの空間に分けられます。中耳炎とは鼓膜内の鼓室部分が炎症を起こすことで起きる現象です。
鼓膜が障壁となっているため中耳炎が直接的に他人にうつることはありません。急性中耳炎は数日〜1週間程度で完治することが多いです。
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中耳炎にかかる原因
急性中耳炎は中耳内に菌やウイルスが入り込んで炎症が生じることで起こります。鼓膜が障壁となっているため外からばい菌が入ることは考えにくく、実はばい菌は口や鼻から侵入してきます。
耳と鼻は耳管という管でつながっており、風邪ウイルスなどのばい菌がこの耳管を通って中耳炎を引き起こします。
子どもが中耳炎になりやすい理由
成人と比べ子どもの顔は小さく、耳管の長さが短く、耳と口までの角度がより水平になっています。このことから、子どもはばい菌が耳管を通って中耳炎を引き起こしやすくなるのです。
また子どもは鼻水を上手くかめないため鼻をすすってしまいます。そうすると耳管を通して汚い鼻水が逆行して中耳に入り込み、中耳炎を引き起こします。1歳から3歳程度の子どもは滅菌されていない箇所を触ったり口にしたりするため、ばい菌が入りやすいことも一つの理由です。
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中耳炎の症状
耳だれ
耳だれ(耳漏)が出ているということは中耳の炎症が外に漏れているということです。大半は中耳炎がひどくなることで鼓膜や外耳道にも炎症が波及し、浸出液が滲むことで耳漏として出てきます。まれに鼓膜が破れて膿そのものが排出することもあります。
発熱・不機嫌・啼泣
中耳炎は発熱することが比較的多いです。風邪などの上気道炎を合併することも多く、発熱を認めることがあります。また子どもの初期症状として発熱だけでなく、原因不明に不機嫌になったり泣きわめくだけのお子さんも多くみられます。鼓膜を見ることで中耳炎が原因とわかることが多々あります。
頭痛・耳痛
中耳炎は頭痛や耳痛が頻繁に起こります。中耳は頭に比較的近い場所であり炎症が波及しやすいため、頭痛として認識されやすいです。耳を外側に引っ張ることで痛みが増悪する場合は中耳炎であることが多いです。
子どもの中耳炎の予防方法
予防としてはまず手洗い・うがいを行ってください。ウイルスを口に入れてしまうことはリスクになります。また鼻水が慢性的にズルズルしている子どもは鼻をすすることで中耳炎になりやすいので、定期的な鼻水に対しての加療が予防につながります。
まとめ|夜間対応フロー
夜間に子どもが耳を痛がった場合の対応を3つに整理します。
- 受診が必要なサインを確認する
ぐったりしている/耳だれが出ている/高熱が続く・機嫌が極端に悪い → 夜間でも受診を - 翌朝まで待てる場合は自宅で対処する
鼻水を吸引する/市販の風邪薬・痛み止めを使用する - 迷ったら我慢せず早めに受診する
軽症か重症かの判断は診察が必要です。夜間・休日はPIT DOCTOR(木・金・土 19:00〜24:00 / 日・祝 10:00〜17:00)へお気軽にご連絡ください。
急性中耳炎の症状は耳だれ・発熱・頭痛などがあり、重症かどうかの判断は医師の診察が必要です。お困りの際はお気軽にご相談ください。
FAQ
子どもの中耳炎についてよくある質問
子どもが夜中に耳を痛がるとき、すぐ受診すべきですか?
なぜ子どもは中耳炎になりやすいのですか?
中耳炎は人にうつりますか?
PIT DOCTORでできる対応
夜間・休日の子どもの急な耳の痛みもお気軽にご連絡ください。
木・金・土:19:00〜24:00 / 日・祝:10:00〜17:00
当院で対応できる場合
小児の診察が可能です。中耳炎の診断とともに、症状に応じた処方を行います。軽症の場合は抗生剤を使用せず経過観察することもガイドラインで推奨されており、状態に応じた適切な対応をご案内します。
専門病院への受診が必要な場合
重症化が疑われる場合や髄膜炎などの合併症のリスクがある場合は、適切な専門医療機関へご案内します。「夜間に受診すべきか判断できない」という場合もお気軽にご相談ください。
