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日焼けのしすぎによるリスクとは?対策方法やおすすめの日焼け止めを紹介

投稿日: 2024年07月30日 | 更新日: 2024年08月07日


日焼け

 

いよいよ夏休みも始まり、夏の強い日差しの中、海水浴やプールなどの野外活動で日焼けすることが増えた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

そんな中、注意が必要なのは紫外線による日焼けです。

 

過度な日焼けは、皮膚がんなどの病気や、健康被害に繋がります。

 

本記事では、そんな日焼けの危険性と対策法をご紹介いたします。

 

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日焼けとはどんな状態?

 

日焼け

 

日焼けとは、日光に含まれる紫外線を浴びることにより皮膚が炎症を起こしている状態です。

 

皮膚が赤くなるサンバーン(sunburn)と、黒っぽくなるサンタン(suntan)の2つの種類に分けられます。

 

紫外線による影響という点では同じですが、症状が出るまでの時間やケア方法にちょっとした違いがあります。

 

関連記事:日焼けとやけどの正しい知識|正しい対処法と受診のタイミングを解説

 

日焼けのしすぎによるリスク


日焼け

皮膚がんのリスク増加

 

日焼けのリスクと聞いて一番にこの皮膚がんを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

 

皮膚細胞は、紫外線を浴びて傷ついてもDNAを修復する機能がある為、すぐに問題が起こるわけではありません。

 

しかし、長期間にわたって繰り返し紫外線を浴びると、DNAの修復に間違いが生じ突然変異に繋がる事があります。

 

そしてその突然変異が、がんの発生に関わる遺伝子に起こった結果、次々とがん細胞が増殖し、皮膚がんになってしまうのです。

 

皮膚の老化

 

日焼けによる影響は、しわやたるみといった肌の老化にもつながり、主にUV-Aという紫外線の影響が大きいです。

 

UV-Aは、特に強い紫外線という訳ではありませんが、真皮より肌の深部まで届く特徴があります。

 

UV-Aが届く真皮には、皮膚のハリや弾力を保つ膠原線維と弾性線維が張り巡らされています。

 

ですが、UV-Aによるダメージが蓄積すると、その構造が損なわれてしまうため、シワができます。

 

シミや色素沈着

 

シミや色素沈着は、主にUV-BというUV-Aより強力ではあるものの、波長が短く表皮までしか届かないという特徴がある紫外線によって起こります。

 

この紫外線の影響で炎症を起こした肌は、今後の紫外線ダメージに備えてメラニンという色素を作り出し、このメラニンが肌に沈着します。

 

さらに長期間にわたり紫外線が当たると、メラニンを生成するメラノサイトという箇所が刺激され、メラニンが過剰につくり続けられるようになります。

 

しかし、通常はターンオーバーでメラニンは垢とともに剥がれ落ち、通常の肌に戻るものです。

 

そんな中、加齢などの影響でターンオーバー機能が乱れた結果、メラニンが肌の内部に残り、シミになってしまうのです。

 

サンバーン

 

サンバーンは、紫外線を浴びた数時間後から肌が赤くなり、ひりひりとした痛みがある状態の日焼けの事です。

 

簡単に言うと肌が火傷している状態です。

 

通常2,3日で治りますが、ひどい症状の場合、水膨れができることもあります。

 

サンタン

 

サンタンは、色素沈着によって肌が黒褐色に変化している状態の事です。

 

サンバーンの赤みが消えたころに出現しますが、通常は、ターンオーバーで垢とともに剥がれ落ちる為、ほぼもとの肌の色に戻ります。

 

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日焼けの対策方法

 

日焼け

 

適切な服の着用

 

長袖のシャツや長ズボン、帽子などを着用することで、直接紫外線に当たる面積を減らすことができます。

 

UVカット機能のある衣服を選ぶとさらに効果的です。

 

防止・日傘・サングラスの使用

 

帽子や日傘を使用することでも、顔や首、肩などの日焼けを防ぐことが出来る為効果的です。

 

また、サングラスは日焼け止めなどが使えない目も紫外線から守ることが出来る為、場合に応じて有効に活用しましょう。

 

日焼け止めの使用

 

日焼け止めは、紫外線から皮膚を守るための最も基本的な対策です。

 

日焼け止めは、その防止効果をUV-Bを防ぐ「SPF」とUV-Aを防ぐ「PA」で表記されます。

 

当然、防止効果の高い日焼け止め程紫外線をブロックしてくれますが、その分肌へのダメージも大きくなるため、シーン別に使い分けするのが望ましいと言えます。

 

関連記事:低温やけどの治し方は?水ぶくれの処置や対処法について解説

 

日焼けした場合のアフターケアについて

 

日焼け

 

冷却

 

日焼け直後のサンバーンの状態はいわば火傷の状態です。

 

そのため、痛みや赤みがある箇所を冷やすことが、簡単にできる炎症を抑える方法です。

 

保湿

 

日焼け後の肌は、乾燥しやすい状態にあります。

 

そのため、しっかりスキンケアで保湿する事も大切で、消炎作用のあるローション(カラミンやアラントインなどが配合のもの)を塗るのも効果的です。

 

栄養補給

 

日焼け後の肌は、ダメージを回復するためにターンオーバーを行います。

 

その際に、ビタミンCやビタミンEなどが必要になる為、抗酸化作用のある栄養素を摂取することが大切です。

 

また、日焼け後の身体は、水分が失われてカラカラの状態です。

 

そのため、積極的に水を飲み、身体の内側から水分補給してあげることも欠かせません。

 

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おすすめの日焼け止めを紹介

 

日焼け

 

アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク

 

SPF:50+

 

PA:++++

 

高いSPF50+とPA++++を誇り、ウォータープルーフで汗や水に強いのが特徴です。

 

保湿成分も配合されているため、乾燥しにくいのも特徴の一つです。

 

ニベアサン プロテクトウォータージェル

 

SPF:50+

 

PA:+++

 

ジェルタイプで使いやすく、ベタつかない使用感が人気の日焼け止めです。

 

日常使いに最適な日焼け止めとも言えます。

 

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス

 

SPF:50+

 

PA:++++

 

軽い使用感で、肌に馴染みやすいのが特徴です。

 

SPF50+とPA++++で高い紫外線カット効果もしっかりあります。

 

キュレル UVローション

 

SPF:50+

 

PA:+++

 

敏感肌用の日焼け止めで、低刺激なのが特徴です。

 

赤ちゃんや敏感肌の方にも使用できます。。

 

ラロッシュポゼ アンテリオス XL

 

SPF:50+

 

PA:++++

 

皮膚科医推奨のブランドで、こちらも敏感肌の方にも適した日焼け止めです。

 

もちろんUVAとUVBの両方をしっかりカバーできます。

 

関連記事:乾燥による肌荒れはどうして起きるの?原因や治す方法をご紹介

 

日焼けに関するよくある質問

 

日焼け

 

日焼けしたあと黒くならない方法は?

 

日焼け後すぐに冷却し、保湿を行うことが重要です。

 

ビタミンCを含む化粧水や美容液は、色素沈着を抑える効果があるため、ほてりが治まったら使用してみましょう。

 

また、水分を体の内側から摂取する為に、水も普段よりも多めに摂取しましょう。

 

時間がたった日焼けの治し方は?

 

日焼け後時間がたって黒くなってしまった場合は、ターンオーバーが正常に行われるようにケアしていくことが大切です。

 

ビタミンCやハイドロキノン、トラネキサム酸など、美白有効成分の入ったスキンケア商品を使ったり、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンCを含んだ食品を積極的に摂取したりしましょう。

 

また、睡眠をしっかりとることも重要です。

 

特に、夜10時~深夜2時あたりは肌のゴールデンタイムと言われている為、夜更かしはしないようにしましょう。

 

日焼けしたあとは何を塗る?

 

日焼け後は、乾燥した肌を潤す保湿の為のスキンケアも大切です。

 

また、ターンオーバーを促進するビタミンが含まれているスキンケア商品もお勧めです。

 

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家来るドクターでできる対応

 

家来るドクターでは、夜間休日の往診を行っております。

 

症状が酷い場合には、応急処置としての保湿剤の処方や病院の紹介などができます。

 

対処法など医学的な視点でのアドバイスも行えますので、なにかありましたらご連絡くださいね。

 

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まとめ

 

日焼けは、短期的に見れば、赤みや腫れ、色素沈着といった症状は治まりますが、長期的には皮膚に大きなダメージを与える可能性があります。

 

そうならない為にも、適切な対策とアフターケアが必要です。

 

特にこれからの季節は、アウトドアやレジャーアクティビティなどで日焼けする機会も増えることでしょう。

 

将来、シミやしわ、皮膚がんになってしまうリスクを少しでも減らすためにも、日焼け対策はしっかりしていきましょう。

 

参考文献

執筆者

横浜内科・在宅クリニック 院長 朝岡 龍博

経歴

  • 名古屋市立大学 卒業
  • 豊橋市民病院 初期研修医勤務
  • 豊橋市民病院 耳鼻咽喉科
  • 名古屋市立大学病院 耳鼻咽喉科
  • 一宮市立市民病院 耳鼻咽喉科
  • 西春内科・在宅クリニック 副院長
  • 横浜内科・在宅クリニック 院長
  • >>詳しいプロフィールはこちらを参照してください。

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