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女性の頭痛と吐き気の原因は?考えられる病気や対処法を紹介

投稿日: 2024年03月06日 | 更新日: 2024年03月07日

女性頭痛吐き気

 

頭痛は多くの女性が悩んでいる症状です。

 

生理の時に頭痛で何もできなくなる、お休みの日に頭痛で寝込んでしまうことがある、ときどき頭痛があるため頭痛薬や手放せないなど、人には言わないけれど頭痛に困っているという方は少なくありません。

 

女性に多い頭痛は学生時代に発症していることも多く、病院に受診する機会をなくしたまま、頭痛がある生活に慣れてしまっている方もいるのではないでしょうか?

 

また、強い頭痛を感じた時に痛み止めで様子を見ていいのか、病院を受診をしたほうがいいのか、迷うこともありますよね。

 

また頭痛に加えて吐き気まで出てきた場合には、怖いと感じる方もいると思います。

 

今回は女性に多い頭痛、吐き気を伴うような強い頭痛について、考えられる疾患やその対処法について解説いたします。

 

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女性に多いの頭痛の原因は?

 

女性に発症しやすい頭痛の中で、有病率の高いものとして、片頭痛、緊張型頭痛、薬剤乱用頭痛があります。

 

(※片頭痛、緊張型頭痛は女性に多い病気ですが、男性でも発症します。)

 

それぞれの頭痛の特徴は以下の通りです。

 

  • 片頭痛
    10代~30代で発症するズキズキとした波のある頭痛
  • 緊張型頭痛
    中年期以降に多い締め付けられるような頭痛
  • 薬物乱用頭痛
    痛み止めを定期的に服用している人にみられる頭が重だるいような頭痛

 

有病率の低いものとしては、可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)があり、経口避妊薬を服用している場合には脳静脈血栓症にも注意が必要です。

 

関連記事:こめかみの頭痛が1週間続くときの原因は?|治し方を解説

 

以下では、それぞれの頭痛について詳しくご紹介します。

 

片頭痛

 

女性頭痛吐き気

 

片頭痛は12人に1人が持っている頻度の高い頭痛で、20~40歳台の女性に多いです。

 

片頭痛は若年者で特に問題となる病気で、未成年者でも中学生で20人に1人、高校生で10人に1人持っているとされている一方で、多くの方で閉経に近づくにつれて頭痛が軽くなり、更年期に入るころには頭痛がなくなることもあります。

 

片側性のズキズキとした波のある頭痛が特徴で、緊張型頭痛や薬物乱用頭痛と比較すると痛みが強く、物事に集中できないほどの頭痛が数時間~数日続くため、頭痛薬が手放せなくなる、勉強や仕事の能率が落ちるなど、日常生活の支障となります。

 

頭痛の誘発・増悪因子には以下などの様々なものがあり、人によって異なるものの、一般に複数(7つ前後)の因子をもっています。

 

  • 月経や天候の変化
  • 光・音・臭いなどの外的刺激
  • 睡眠の過不足
  • 疲れ
  • ストレス
  • 飲酒
  • 特定の食品の摂取
  • 旅行
  • 性的活動

 

また、頭痛の前に視界の一部が暗くなる、ギザギザしたものが見えるなどの予兆(閃輝暗点)がある場合もあります。

 

頭痛の病態・メカニズムはまだ確定しておらず、現在も研究がなされておりますが、最近の研究では頭痛発作には頭蓋内・硬膜血管に分布している三叉神経が関与していると考えられています。

 

何らかの刺激により血管に分布する三叉神経が興奮することでカルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)やサブスタンスPなどの神経ペプチドが遊離し、血管拡張や神経原性炎症が広い範囲で起こること頭痛が起こると考えられます。

 

実際にCGRPに関しては抗CGRP抗体や抗CGRP受容体抗体などの形で治療応用され、新規治療薬として成果をあげています。

 

片頭痛の対応としては誘発・増悪因子を避けることである程度の症状を緩和できます。

 

しかし、それだけでは不十分なことが多く、薬を飲まなければ耐えられないような頭痛発作の頻度が月3日以上と多い場合、週に3回以上痛み止めを服用している場合には頭痛外来や脳神経内科の外来などの受診が望ましいです。

 

20~40歳代と学業や仕事の忙しい世代であるため、医療機関の受診はせずに市販の痛み止めなどで対応している方も多いです。

 

市販の痛み止めを服用している場合、作業効率の悪化などで結果的に十分な成績を残すことが難しくなる、休暇を十分に楽しめずに気分が落ち込むなどの問題もあり、医療機関で治療を受けることがよいでしょう。

 

片頭痛では出現した頭痛の痛みを緩和する急性期治療や頭痛の出現頻度や痛みの強さを緩和する予防療法により、症状を大きく改善することができます。

 

急性期治療としてはトリプタン製剤が有用で日本では5種類のトリプタン製剤が採用されています。

 

また、近年では頭痛出現後から時間がたった後でも一定の効果が得られるラスミジタンコハク酸などの新しい薬剤も使用できるようになっています。

 

予防療法としては血管拡張薬やβ遮断薬、抗てんかん薬、抗うつ薬、漢方薬などが有効で、新規の薬剤であるCGRP関連薬剤などでは約半数の方で頭痛の出現頻度が半分以下、1割弱の方で頭痛が消失したとの報告がされています。

 

緊張型頭痛

 

女性頭痛吐き気

 

緊張型頭痛は5人に1人が持っているとされる最も頻度の高い頭痛です。

 

正確な病態やメカニズムはわかっていませんが、側頭部や後頚部、肩周辺の筋肉の張りや凝りが関係していることが多く、後頚部や後頭部、側頭部などに締め付けられるような鈍痛が慢性的にみられます。

 

痛みの強さはそれほど強くなく、市販の痛み止めでもある程度の効果が得られますが、慢性的に痛むため後述の薬物乱用頭痛に注意が必要です。

 

緊張型頭痛は加齢とともに改善する方もいますが、高齢者になっても頭痛が続く方も多く、更年期後も続く頭痛の場合には緊張型頭痛の可能性が高いです。

 

頭痛の予防には以下などがが有用です。

 

  • 深呼吸や筋弛緩法
  • マインドフルネスなどのリラクセーション法
  • 肩や首回りの筋をリラックスさせるようなストレッチ
  • 歩行時には正面を向いて歩く
  • スマートフォンやパソコンなどの画面を見すぎない
  • ストレスを減らす
  • 抗うつ薬(薬物療法)

 

薬物乱用頭痛

 

女性頭痛吐き気

 

薬物乱用頭痛は片頭痛や緊張型頭痛などの頻回に繰り返す頭痛のある方で、NSAIDsやアセトアミノフェンなどの鎮痛薬を月に15日以上、3か月を超えて服用している場合に発症す可能性のある頭痛です。

 

女性が患者全体の7割以上を占めると言われています。

 

毎日のように頭痛のある方では2~4人に1人は発症しているとされており、毎月15日以上鎮痛薬を服用している方で頭痛の頻度が増えて、鎮痛薬が効かなくなってきたと感じたことのある方は発症している可能性が高いです。

 

対応としては原因となる鎮痛薬の中止が重要で、原因薬剤を中止後2か月以内に消失します。

 

発症の予防には、以下などが大切です。

  • 本当に必要な場合を除いて鎮痛薬を控えることや複数の鎮痛薬(NSAIDsやアセトアミノフェンなど)を使い分けて、一つの鎮痛薬の服用回数を減らす
  • 片頭痛や緊張型頭痛などの鎮痛薬を服用する原因となる頭痛の治療を受ける

 

可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)

 

女性頭痛吐き気

 

可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)は20~50歳の女性に多い頭痛です。

 

雷に打たれたように頭痛を感じてから短時間(1分以内)に痛みが最も強くなることが特徴の頭痛です。

 

片頭痛のある方でより発症しやすく、片頭痛のある方が普段と明らかに異なる強い頭痛を感じた時にはこの頭痛の可能性があります。

 

交感神経の過活動で脳血管の拡張や収縮が調節できなくなることが原因とされており、この調節障害は発症から3か月以内には改善します。

 

基本的には症状は頭痛のみですが、2~3割で脳梗塞などの脳卒中を併発するため、突然の強い頭痛に加えて話しにくさや手足の動かしにくさ、しびれなどが出現した場合には必ず病院を受診してください。

 

脳静脈血栓症

 

女性頭痛吐き気

 

脳静脈血栓症は経口避妊薬の服用など、血液が固まりやすい背景のある方で発症する病気です。

 

静脈が閉塞することで血流が流れなくなり、脳梗塞を併発するため、閉塞した静脈次第で頭痛以外にも多彩な症状が出現します。

 

軽症例では頭痛のみの場合もありますが、頭痛に加えて以下などの症状が出現した場合、脳梗塞の症状も出現することが多く、必ず病院を受診してください。

 

  • 物が二重に見える
  • 手足が動かなくる
  • 嘔吐
  • 痙攣
  • 片眼が腫れる
  • 耳の奥に痛みを感じる
  • 昏睡状態になる

 

関連記事:頭痛薬が効かないときの対処法|飲みすぎると危険な理由も解説

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頭痛や吐き気で疑うべき病気は?

 

強い頭痛に加えて吐き気で悩まされたことはないでしょうか?

 

吐き気を伴う頭痛では、吐き気と頭痛以外の症状がない場合には片頭痛や可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)が疑われます。

 

その他の症状として、発熱や倦怠感等がある場合には髄膜炎

 

興奮する、落ち着かないなどの精神症状や麻痺やしびれなどの神経症状がある場合には脳出血やくも膜下出血の可能性があります。

 

また、強く頭をぶつけた後であれば脳震盪や急性硬膜下血腫、脳挫傷の可能性があります。

 

ここでは前述した片頭痛(1-1)や可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)(1-4)、頭部打撲をきっかけに発症する脳震盪、急性硬膜下血腫以外の病気について解説いたします。

 

髄膜炎

 

女性頭痛吐き気

 

髄膜炎は脳や脊髄を覆うように存在する髄膜に感染症や免疫の異常、薬剤による影響などで炎症が起こることで発症する病気です。

 

髄膜炎にはウイルスや細菌、真菌などの感染により発症する感染性髄膜炎とそれ以外の非感染性髄膜炎があります。

 

感染性髄膜炎は以下の種類に分かれます。

 

  • ウイルス性髄膜炎
  • 細菌性髄膜炎
  • 真菌性髄膜炎
  • 結核性髄膜炎

 

頻度としてはウイルス性髄膜炎が最も多く、ウイルス性髄膜炎ではヘルペスウイルスや水痘帯状疱疹ウイルスなどの一部のウイルスを除き、特別な治療法をすることはなく、2~3週間で自然に症状が消失します。

 

その他の感染性髄膜炎は免疫不全者に発症することの多い髄膜炎です。

 

感染源となる微生物に有効な薬剤(抗菌薬や抗真菌薬など)を使用しなければ、状態が悪化していくことが多く、高度な難聴などの重篤な症状が残ったり、時に死亡してしまったりします。

 

頭痛や吐き気の他に手足の麻痺(動かしづらさ)や複視(ものが2重に見える症状)、聴力の低下、意識障害などの症状が出現した場合にはすぐに医療機関に受診してください。

 

免疫の異常による髄膜炎は全身性エリテマトーデスや関節リウマチなどの自己免疫疾患のある方に発症する髄膜炎であり、頭痛や嘔気に加えて、時に発熱を認めます。

 

発症した場合にはステロイドの大量投与等が必要となりますが、基礎となる自己免疫疾患の治療を十分に行うことで発症を防げるため、自己免疫疾患で治療を受けている方は薬の飲み忘れ等に注意しましょう。

 

脳出血

 

女性頭痛吐き気

 

脳出血は高血圧や血管炎、動静脈の奇形などを原因として脳に出血を起こす病気です。

 

脳出血の主な原因は高血圧で、小さな出血では特に症状は出ません。

 

大きな出血が起きた場合には突然の強い頭痛と共に吐き気や興奮などの精神症状や麻痺、構音障害、意識障害などの神経症状が出現します。

 

出血量が比較的少ない場合には頭痛と認知機能の低下など典型的な症状となる場合があります。

 

突然の発症で短時間(1分以内)で痛みが最も強くなるような頭痛や頭痛や吐き気以外の症状を伴う頭痛を自覚した場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。

 

脳出血の予防には血圧を下げることが最も重要となるため、食事の際は塩分を控えたり、適度な運動を行って肥満にならないように注意しましょう。

 

 

くも膜下出血

 

女性頭痛吐き気

 

くも膜下出血は脳の動脈の分岐部などにできた瘤(脳動脈瘤)が破裂することで発症する病気です。

 

くも膜下出血を発症すると、バットで殴られたような強い頭痛を感じた直後から、強い吐き気が出現し、時にそのまま意識を失ってしまいます。

 

出血量が比較的少ない場合には頭痛と吐き気のみの症状の場合もあります。

 

しかし、くも膜下出血では6時間以内に再出血することが多く、これまで感じたことのないような突然の強い頭痛を感じた場合には、すぐに医療機関を受診しましょう。

 

くも膜下出血の原因となる脳動脈瘤は、先天的に動脈の結合組織の弱い人や喫煙、高血圧、糖尿病などにより後天的に動脈を障害した人に発症しやすくなります。

 

また、血縁の方でくも膜下出血や脳動脈瘤を指摘された方いる場合には脳ドックなどをうけることも検討しましょう。

 

発症の予防には血圧を下げることが重要で、塩分を控える、適度な運動をして肥満を避けるなど、生活習慣に気を付けるようにしましょう。

 

関連記事:偏頭痛の治し方|和らげる飲み物やツボとは|病院に行くべき目安

 

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吐き気を伴う頭痛は危険?

 

女性頭痛吐き気

 

吐き気を伴うほどの強い頭痛には脳出血や髄膜炎など危険なものも多く、普段から同様の頭痛がある場合や原因がはっきりしている場合を除き、医療機関への受診が望ましいです。

 

吐き気を伴う危険な頭痛の種類や特に危険な頭痛の特徴についてご紹介いたします。

 

危険な吐き気を伴う頭痛

・くも膜下出血
・脳出血
・脳動脈解離
・脳腫瘍
・髄膜炎/脳炎 
・可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)
・高血圧性脳症
・低髄圧症候群 
・急性緑内障性発作
・副鼻腔炎 
・高山や潜水などの周囲の圧(気圧や水圧)の変化に伴う頭痛 など

 

危険な頭痛の特徴

・突然の強い頭痛(痛みが出現後、最も強い痛みになるまでが短い(1分以内))
・普段のものとは異なる頭痛
・50歳以上で発症した頭痛
・頭痛の強さや出現頻度が増加していく頭痛
・話しにくさや動きにくさなどの神経症状、落ち着かなさなどの精神症状を伴う頭痛
・発熱や首の動かしにくさ、ぼーっとするなどの意識障害を伴う頭痛
・過度な血圧の上昇(収縮期血圧≧180mmHg)を伴う頭痛

 

頭痛持ちで普段から同様の頭痛がある場合や胃腸炎など嘔吐の原因が他にある場合、インフルエンザやコロナウイルス感染症による発熱、頭痛、嘔吐など、原因によるウイルスがはっきりしており、ヘルペス属(水痘帯状疱疹ウイルスや性器ヘルペス、単純ヘルペスなど)のウイルスではない場合などは頭痛薬と制吐剤で様子をみても良いでしょう。

 

しかし、数日以内に症状が改善してこない場合や上記の危険な頭痛の特徴に当てはまるような症状が出現する場合には医療機関を受診してください。

 

また普段から同様の頭痛が月に何度もある場合には頭痛の予防治療を行うことが望ましいため、医療機関の受診をご検討ください。

 

関連記事:頭痛の原因|種類によって痛む場所は違う?対処法や外来での治し方

 

急な頭痛や吐き気の対処法

急な頭痛の対処法

 

女性頭痛吐き気

 

頭痛薬などの手持ちがないときに頭痛が出現して困ったことはないでしょうか?

 

残念ながら、強い頭痛では鎮痛薬を使わずに十分に痛みを抑えることは難しいことが多いですが、女性に多い片頭痛や緊張型頭痛では薬を使わない対処法としてよく知られているものがいくつかあります。

 

片側のズキズキと波打つような頭痛であれば片頭痛の対処法を、後頚部や頭全体の締め付けられるような頭痛であれば緊張型頭痛の対処法を試してみてください。

 

非薬物療法では痛みを抑えられないことも多いため、痛みがつらい場合には我慢せずに鎮痛薬もご使用ください。

 

片頭痛

片頭痛では頭痛がでそうに感じた時、頭痛が強くなる前に以下の対応をすることで頭痛の悪化を防いだり、頭痛を軽くできる場合があります。

 

  • 刺激を避けて静かで薄暗い部屋で安静に過ごす(可能ならしばらく寝る)
  • コーヒーなどカフェインの入ったものを摂取する
  • 側頭部など痛みがあるところを冷やす
  • 甘いものを食べる

 

緊張型頭痛

緊張型頭痛の痛みの強さは薬を飲まなくても過ごせる程度であることが多いですが、持続的な痛みに悩まされる頭痛かと思います。

 

以下の対応で頭痛が軽くできる場合があります。

 

  • 肩回りや後頚部、痛みのある部位を温める
  • ストレッチやマッサージをする、ツボを押す
  • 頭痛体操をする(日本頭痛学会でも予防治療などとして推奨されています)
    ※ツボ:側頭部(頷厭)、頭頂部(百会)、後頭部の髪の付け根(風池、天柱)など

 

急な吐き気の対処法

 

女性頭痛吐き気

 

吐き気があると、飲食ができずに体がだるくなったり、薬も飲めなかったりで困ることがありますよね。

 

胃腸炎や以上の見つからないみぞおちの痛みや胃もたれなどの胃腸の問題による吐き気に加えて、女性では月経による貧血やつわりなどでも吐き気に悩まされることもあると思います。

 

また頭痛に関連したものとしては、片頭痛や髄膜炎などでも吐き気が出現します。

 

水も飲めないような強い嘔気がある場合には病院の受診が望ましいですが、嘔気で困った際に自宅でできる対応についてご紹介いたします。

 

吐き気はストレスや胃腸の障害で出現する場合が多く、以下の対応で様子を見ることで改善が得られる場合があります。

 

  • 窓を開けるなどで空気を入れ替える
  • 体を横にして、リラックスする
  • 深呼吸やストレッチをする
  • 心理的なストレスとなることを避ける
  • 食事をする際には消化によい食事(うどん、おかゆ、バナナなど)にする
  • 食事は小分けにして複数回に分けて食べる
  • 水分はOS-1やスポーツドリンクなどカロリーや電解質を含んだ飲料を飲む

 

吐き気が強く、薬が飲めない場合には座薬の制吐剤があるため、そちらを利用しましょう。

 

発熱や頭痛などが原因で起きている場合には解熱鎮痛薬を使用するなど原因への対処も必要です。

 

食事などが食べられる程度の吐き気だった場合でも、吐き気が1週間以上続く場合には医療機関を受診しましょう。

 

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女性の頭痛や吐き気は早めに診てもらおう

 

女性頭痛吐き気

 

女性では普段から頭痛があっても我慢して生活している方が数多くいらっしゃいます。

 

これまでに診療した患者様には、頭痛とは異なる症状(手の震えやしびれなど)で受診した方に詳しく伺ったところ、実は月経の度に頭痛がつらくて仕事を早退している、週に何度も頭痛薬を飲んでいるなど、頭痛で困っている方がいらっしゃいました。

 

その方たちは片頭痛と診断して屯用の鎮痛薬や予防治療を行うことで症状が改善し、仕事を休むことなく元気に働けるようになったや休日に楽しく過ごせるようになったなど喜びの声を聞かせていただきました。

 

市販の痛み止めで何とか生活できているという場合でも、頭痛で困っている場合には気軽に医療機関でご相談ください。

 

また他の患者様では片頭痛のある女性が後頭部の痛みを感じた後、今までに感じたことがないような吐き気を伴うほどの頭痛を発症して受診された方がいました。

 

その方は椎骨動脈解離とその痛みのストレスにより可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)を併発されており、そのまま入院して治療を行いました。

 

片頭痛のある方では脳動脈解離や可逆性脳血管攣縮症候群(RCVS)の併発率が高くなるため、普段から頭痛がある方でも普段と異なる頭痛や吐き気を伴うほどの強い頭痛がある場合には医療機関に受診するようにしてください。

 

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家来るドクターは夜間や休日に保険診療を行っております。

 

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お電話・ホームページのメール相談ボタン・公式LINEメニューの問診票からご相談いただけます。

 

ホームページ・LINEからのご相談は、受付開始後順次折り返しお電話させていただいております。

 

夜間や休日の急な頭痛でお困りの場合はお気軽にご相談ください。

 

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まとめ

 

女性は男性に比べると頭痛持ちの方が多く、若い時からの頭痛で病院を受診せずに市販薬で対応されている方も多いため、頭痛があることが普通と考えて生活してしまうことも多いと思います。

 

しかし、頭痛の強さは人により様々で、仕事に集中できない、お休みを満喫できないなど、日常生活に支障がある場合には医療機関に受診することでよりよい生活ができる場合があります。

 

また、吐き気を伴うような強い頭痛や普段と異なる頭痛の場合には、緊急で治療が必要な病気が隠れている場合が少なくありません。

 

家来るドクターでは電話相談も受け付けておりますので、頭痛や吐き気でお困りの際にはお気軽にご相談ください。

 

参考文献

日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会|頭痛の診療ガイドライン2021
神経内科ハンドブック 第5版
ニューロアソシエイツ|頭痛の症例
こはや脳神経外科クリニック|頭痛
済生会|髄膜炎
北見クリニック|薬に頼らない片頭痛の対処法1 2003.8.24
横濱もえぎ野クリニック|【頭痛を一瞬で治す方法】をお調べの方へ
さかい胃腸内視鏡内科クリニック|吐き気・嘔吐
日本頭痛学会|1日2分の頭痛体操

 

 

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執筆者

脳神経内科 中村医師
横浜内科・在宅クリニック 院長 朝岡 龍博

経歴

  • 名古屋市立大学 卒業
  • 豊橋市民病院 初期研修医勤務
  • 豊橋市民病院 耳鼻咽喉科
  • 名古屋市立大学病院 耳鼻咽喉科
  • 一宮市立市民病院 耳鼻咽喉科
  • 西春内科・在宅クリニック 副院長
  • 横浜内科・在宅クリニック 院長
  • >>詳しいプロフィールはこちらを参照してください。

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