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コロナ禍で気をつけるべき熱中症対策とコロナと似ている症状について

熱中症

 

お久しぶりです。令和の雨男、西春内科在宅クリニックの副院長朝岡です!

 

日本全国で梅雨入りしてきており、じめじめした感じが嫌になりますよね。これから夏の時期になるにつれて熱中症の方が急増します。

 

2021年では救急搬送された人数は5万人程度であったといわれています。また、近年熱中症による死亡リスクも高まっています。

 

熱中症も発熱、全身倦怠感、関節痛といったコロナと類似する症状もあるため、よりご不安に思われる方も多いかと思われます。

 

今回はそんな熱中症とは何なのか、またその対策について勉強していきましょう。

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熱中症について

 

熱中症

 

体が熱を持った状態になり、体に様々な症状を起こす病気… それが『熱中症』です。

 

誰でも一度は経験があると思います。

 

治療されず放置されると本当に死に至る病気なので気を付けましょう!

 

〇関連記事:死に至ることもある怖い熱中症!ドクターおすすめの熱中症対策と治し方

 

 

 

熱中症になる原因は?

 

熱中症になる原因として環境による影響があります。

 

  • 気温が高い
  • 湿度が高い
  • 日差しが強い

 

といった状況では特に注意が必要になります。

 

また、風が弱い、締めきった室内、エアコンがないといった環境でも熱中症のリスクが高まります。

 

例えば工事現場運動場体育館マンションの最上階などは特に熱中症になりやすい場所になります。

 

熱中症とは体に熱がこもる状態のことなので、熱を入れないようにする、または体から熱が発散することができれば熱中症になることはありません。

 

体温を解熱する方法としては、汗をかくことで熱を逃がす、または冷たいものを当てて皮膚表面から熱を放散させることが有効です。

 

 

 

熱中症になりやすい人の特徴

 

高齢者乳幼児は熱中症になりやすいので特に注意が必要です。

 

両者とももともと体温調節が難しく、脱水状態になっていても各々が気づかない可能性があります。

 

ほかに熱中症になりやすい人の特徴としては

 

  • 体に障害がある人
  • 肥満の人
  • 衣服をたくさん着ている人
  • 暑さに慣れていない人
  • 体調が悪い人

 

などは要注意です。

 

昨今では車内での乳幼児の熱中症事故が散見されます。

 

赤ちゃんを眠っていて起こすとかわいそうといった理由で、クーラーを入れて、車のエンジンをかけたままその場を離れることがあるようです。

 

暑い場所では、自動車はオーバーヒートしてエンジンが停止してしまい、知らずに乳幼児が熱中症になっていることがあります。

 

絶対に子供を車に放置しないでくださいね。

 

 

 

熱中症の症状について

 

熱中症の重症度は3段階に分かれており、軽症、中等症、重症にわかれます。

 

今からそれぞれの状態について詳しく説明しますね。

 

熱中症の初期症状

 

熱中症の初期では意識ははっきりとしていても様々な症状がおきます。

 

手足がしびれたり、めまいがしたり、立ち眩みがしたり、足がつる(こむら返り)といった症状がでてきます。 

 

このような症状がでた場合はすぐに涼しい場所に避難して、服をゆるめ、体を冷やし、水分・塩分をこまめに補給しましょう。

 

誰かに見守っていてもらうことも非常に大切になります。

 

 

熱中症の中等症

 

中等症以上の症状として、吐き気がしたり、実際に吐いてしまったり、頭ががんがんするような頭痛が生じたり、倦怠感といったカラダの怠さを感じたり意識がなんとなくおかしい感じがします。

 

もちろん40度程度の発熱を認めることも、下痢症状がでることもあります。

 

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熱中症の救急車を呼ぶべき状態

 

重症化すると身体全身の障害や多臓器不全(肝臓や腎臓に障害を起こす)になる可能性が高くすみやかに医療機関を受診する必要があります。

 

救急車をすぐ呼ぶべき状態としては、意識がなかったり呼びかけに対し返事がおかしい状態になります。

 

体がひきつったり痙攣している状態になっていたりまっすぐ歩けない・走れない状態のときはすぐに救急車を呼びましょう

 

 

 

熱中症における後遺症について

 

熱中症が重症化し、治療が手遅れになると様々な臓器にダメージを与え後遺症として残ることがあります。

 

脳や脊髄に障害が残ると高次機能障害や遷延性意識障害といった状態になってしまったり、肝臓や腎臓などの他臓器に障害が残る、多臓器不全になる可能性があります。

 

 

 

熱中症は翌日に発症することもある?

 

運動時や労働時に失った水分を十分に飲水できていない場合も多いので、翌日に熱中症症状を発症することがあります。

 

入浴時や睡眠時も発汗しているので、起床時や入浴前後は水分を摂取しておくとよいでしょう。

 

 

 

熱中症とコロナウィルス感染症の似ている症状と見分け方

 

コロナウィルス感染症の特徴として上気道感染、肺炎等を引き起こす感染症であり、喉が痛い、鼻水が出る、咳が出るなどの症状があるのに対して、熱中症は感染症ではないので、このような症状が起きることはありません。

 

ただコロナウィルス感染症では咳や咽頭痛といった症状がなく、発熱症状のみの方もいるので判断には検査も必要になります。

 

 

 

熱中症の治し方は?

 

水分補給

 

塩分と水分補給

 

何らかの熱中症症状がある場合は脱水になっている可能性も高く、まずはスポーツドリンク・食塩水(0.1%~0.2%)を飲ませることが大切です。

 

冷たい飲料であれば、水分補給とともに、体温を下げる作用も期待できます。

 

間違ってもビール等のアルコールで補給しようとしないでください。

 

一旦吸収した水分も、アルコールは利尿作用が強く、後から尿として摂取した以上に失われ状態が悪化します。

 

 

体を冷やす

 

冷やす体の部位としては体の太い血管のあるわきの下両側の首筋足の付け根を冷やすことが大事です。

 

保冷剤や、氷枕、冷えたペットボトルなどをタオルにくるんで、皮膚を通して血管を冷やし、結果として体内を冷やすことができます。

 

熱が出たときに顔の額にはる冷えピタシートでは、熱さましの効果としては不十分であり、熱中症に対して効果的ではないと考えられています。

 

しかし、気持ちよさといった点などからも全く意味のない行為ではないので組み合わせて使用頂くのがよいかと考えます。

 

 

漢方など薬を飲む

 

一番の特効薬は水分と塩分の摂取になります。

 

市販で販売されている塩分タブレットも効果的と考えます。

 

漢方薬で対策・予防も可能と考えられており、五苓散、苓桂朮甘湯、六君子湯、半夏瀉心湯、麦門冬湯などが効果的と考えられています。

 

 

熱中症の症状がつらいときは病院へ

 

熱中症の重症度とその病院で可能な治療によって、どのような治療法が行われるかは変わっていきます。

 

一般的なクリニック、病院で行われる治療としては冷却マット等で体を冷やし、点滴を行うことで水分補給と冷却を同時に行います。

 

重症例であれば、集中治療室で基本的には治療され、胃管や膀胱カテーテルを通じて冷却された生理食塩水を出し入れして体を冷やすことが行われたり、

 

人工透析として体の血液を外に出して、冷やしたものを再度入れたりといったことが行われます。

 

軽症例であれば1週間程度で改善は見込めますが、重症例だと多臓器不全が起きている場合は治療に数週間かかることもあり、様々な後遺症をきたす可能性があります。

 

 

熱中症の予防

 

熱中症の症状

 

 

 

コロナ禍での熱中症対策や予防はどうすればいい? 

 

熱中症対策としては屋外では日傘の利用帽子の着用が効果的です。

 

また水分をこまめに摂取することや、日陰を利用することも予防につながります。

 

コロナ禍であり、マスクの着用が熱中症のリスクをあげることは容易に考えられますので、マスクをしないといけない密な環境の滞在時間を少なくすることが大切と考えます。

 

また服装としてはクールビズを意識した服装を着ることも大切です。

 

また炎天下では輻射熱を吸収するような黒色系の素材は避けることも熱中症を避けるポイントになります。

 

普段よりも塩分摂取量を多くするのも必要になるかと思いますので、梅干し等で補給をしてください。

 

また、もし体に異常が発生したら、

 

  • まずは涼しい場所へ移動
  • 衣服をゆるめること
  • 体に水をかけたり
  • 濡れタオルをあてて扇ぐこと

 

を行っていただくことで、重症化を防げる可能性があります。

 

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病院や家来るドクターでできる治療

 

病院では様々な道具を用いての冷却や点滴での加療を行うことができます。

 

家来るドクターでは点滴を一時的に行うことが出来ますので、ご不安な方はいつでもご相談くださいね

 

熱中症の程度をいち早く診断することも後遺症を残さないために非常に重要なことですので!

 

家来るドクター電話番号

 

 

まとめ

 

熱中症は死と隣り合わせの病気であり、誰しもがなったことがある病気になります。

 

熱発することはコロナウィルスによる症状と類似する部分があるため注意が必要です。

 

気づいたときにはすぐに対応することや医療機関への受診の重要性をお話させて頂きました。

 

 

参考文献:

環境省 

https://www.wbgt.env.go.jp/heatillness_manual.php

 

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この記事の監修医師
朝岡 龍博

西春内科・在宅クリニック 耳鼻科 朝岡 龍博副院長

プロフィールはこちらを参照してください。

【経歴】

2016 名古屋市立大学 卒業

   豊橋市民病院

2018 豊橋市民病院 耳鼻咽喉科

2020 名古屋市立大学病院 耳鼻咽喉科

2021 一宮市立市民病院 耳鼻咽喉科

 

 

 

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この記事の執筆者


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