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性器や陰部の匂いに違和感があるときに考えられる男女別の性病の種類とは?

性器や陰部の匂いに違和感があるときに考えられる男女別の性病の種類とは?
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はじめに

こんにちは。西春内科・在宅クリニックの伊藤です。

 

今回も前回に引き続き、症状から考える性感染症について解説をいたします。

 

今回の症状は「におい」になります。陰部や性器が臭い、変なにおいがすると思ったことはありませんか?

 

気になっているけど放置している方や、言いたくても言えない方もいるかと思います。

 

においに異常が見られる場合、性感染症の可能性も考えられます。

 

気になる「におい」の原因を、わかりやすく解説いたします。

 

※現在の往診エリアは【愛知県】のみです。

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性器や陰部が臭くなる原因

 

性器や陰部が臭くなる原因としては性感染症を考えることがあるかもしれませんが、それ以外にも原因が考えられます。

 

原因はにおいの質や付随する症状から区別することができます。

 

臭くなる原因について男女共通の原因、男性の原因、女性の原因に分けて説明して行きます。

 

男女共通の原因

 

  • 性感染症

 

性行為によって感染を引き起こす病気で、クラミジア、淋病、梅毒、トリコモナス、ヘルペス、カンジダなどがあげられます。

 

性感染症に感染した場合、女性ではおりものの変化やにおい男性では膿などの分泌物によるにおいが生じます。

 

それぞれの病気ごとで付随する症状は異なりますが、自覚症状が全く見られない場合もありますので注意が必要です。

 

後ほどそれぞれの病気について説明していきます。

 

  • 外陰部臭症(スソワキガ)

 

陰部にはワキと同様に、皮脂や老廃物を多く含んだ汗を出すアポクリン腺が存在します。

 

アポクリン腺から分泌された汗が皮膚にいる常在菌に分解されると悪臭を放つ物質となるため、においの原因となります。

 

ワキで発生した場合はワキガと呼ばれますが、陰部で発生した場合はスソワキガと呼ばれます。

 

夏場や運動後など、汗の分泌量に応じてにおいがひどくなることが特徴的です。

 

  • 陰部膿瘍

 

陰部の皮下に何らかの原因で膿が溜まってしまい、膿が流出することで悪臭を放つ病気です。

 

皮膚が赤く腫れ上がり、痛みを伴うことが多いです。

 

原因としては、毛穴に炎症を起こす外陰毛嚢炎や皮膚が落くぼみ内部に皮脂などがたまる粉瘤、肛門周囲に形成される肛門周囲膿瘍、痔瘻などが考えられます。

 

男性の場合

 

恥垢(ちこう)

男性器の周りには俗に「チンカス」と言われる恥垢が溜まってきます

 

古い角質や残尿、精液のカスなどが恥垢となり、そこに雑菌が繁殖することで、チーズやイカのような悪臭を放つようになります

 

包茎

日本人に多い包茎もにおいの原因となります。

 

上述した恥垢が溜まりやすいだけでなく、汗なども溜まりやすく蒸れやすい環境になり、雑菌の繁殖が酷くなるためにおいの原因となります。

 

女性の場合

 

バルトリン腺膿瘍

女性の膣口の後方にはバルトリン腺という分泌腺が存在します。

 

通常は性交時の潤滑液を分泌しているのですが、そのバルトリン腺に細菌感染が起こり、膿がたまってしまう病気となります。

 

熱感や発赤、腫れ、痛みを生じ、膿が排出されると強い悪臭が生じてにおいの原因となります

 

 細菌性膣炎

膣内にはさまざまな常在菌が生息して環境を保っています。

 

疲れやストレス、体調不良となり免疫力が低下することで、常在菌の環境が崩れて膣内に炎症を起こしてしまう病気です。

 

痛みやかゆみといった症状は現れにくいですが、おりものが腐った魚のようなにおいを放ち陰部のにおいの原因となります

 

考えられる性病の種類

 

性感染症に感染した場合、女性ではおりものの変化やにおい、男性では膿などの分泌物によるにおいが生じます。

 

それぞれの病気ごとで付随する症状は異なりますが、自覚症状が全く見られない場合もありますので注意が必要です。

 

クラミジア

クラミジア・トラコマティス」という細菌による感染症です。

 

日本で最も多い性感染症です。感染した場合、無症状な方も多いですが、おりものの異常や膿の流出がみられます。さ

 

らに症状がすすむと男性では尿道炎や精巣上体炎を、女性では子宮頸管炎や骨盤腹膜炎などを引き起こし、不妊の原因となる可能性があります。

 

淋病

淋菌」という細菌による感染症です。

 

クラミジアと同時に感染していることが多い感染症となります。

 

男性では尿道炎、女性では子宮頸管炎を引き起こし、尿道から分泌物や膿の流出がみられます。

 

さらに症状がすすむと男性では精巣上体炎を、女性では骨盤腹膜炎などを引き起こし、不妊の原因となる可能性があります。

 

梅毒

梅毒トレポネーマ」という細菌による感染症です。

 

減少傾向にある感染症でしたが、近年になり増加傾向にある感染症です。

 

感染した場合、陰部のかゆみやしこりから始まり、その後バラ疹と呼ばれる特徴的な赤い発疹が出現します。

 

さらに放置すると脳や心臓に障害を起こす可能性があります。

 

トリコモナス

膣トリコモナス」という原虫(寄生虫)による感染症です。

 

女性では黄緑色の生臭いおりものが出ることが特徴的です

 

男性は尿道炎、女性は膣炎や膀胱炎を引き起こします。

 

さらに症状がすすむと、不妊の原因となる可能性があります。

ヘルペス

単純ヘルペスウイルス」というウイルスによる感染症です。

 

およそ10−20%の人が感染しています。

 

感染しても無症状のことが多いですが、多発性で1cm程度の小さな水疱(水ぶくれ)や潰瘍を引き起こします

 

慢性化したり、繰り返し感染したりすることが特徴的です。

 

カンジダ

カンジダ属」という真菌(カビ)の仲間による感染症です。

 

女性の5人に1人が発症するとされています。

 

感染した場合、女性ではカッテージチーズ様・ヨーグルト様といわれる特徴的なおりものの異常、男性では亀頭からの白い粕状の分泌物が見られます。

 

慢性化すると全身感染症となります。

 

また、妊娠出産時に新生児に感染する産道感染を引き起こす可能性があります。

 

性行為をしていなくても性病になるの?

 

先ほど説明した6つの感染症(「クラミジア」、「淋病」、「梅毒」、「トリコモナス」、「ヘルペス」、「カンジダ」)はいずれも性行為にて感染を引き起こします

 

コンドームの使用で予防できるものがほとんどです。

 

しかしながら、「カンジダ」は少ないですがタオルや下着等を介して感染を起こす可能性があります

 

また、「トリコモナス」もタオル等を介して感染を起こす上に、頻度は低いですが温泉等の浴槽を介しても感染を引き起こす場合があります。

 

病院での検査と治療について

 

どんな検査をするのか

診察では主に視診と問診をおこないます。

 

陰部を見せることや、性交渉歴を話す事は恥ずかしいと感じることがあるかもしれませんが、診断するためには必要なことですので正しい情報を伝えてください。

 

検査では分泌物や尿を採取して、顕微鏡で調べたり、培養して菌を増やしたりすることで原因を特定します。

 

また、採血をすることで感染が判明する感染症もあります。

 

治療について

点滴、飲み薬、膣剤、塗り薬といった治療薬があります。

 

それぞれの疾患に対して使用される薬剤は異なります。

 

自己判断で以前と同じ薬を使うことは治療効果が全く見られない可能性もあります。必ず病院を受診して診断をつけてください。

 

また、治療し始めてすぐに随伴症状がおさまってしまい、薬の使用を中断してしまう方も見られます。

 

中途半端な治療は再発や耐性株の出現、周囲への感染のリスクとなりますので、必ず医師の指示の通りに治療を受けてください。

 

ご自身で症状から診断をして、それに合った市販薬を使ってしまうこともあると思いますが非常に注意が必要です。

 

なぜなら抗菌薬や抗ウイルス薬は市販することが許可されていません。

 

そのため、市販薬では治癒することができずに、症状を落ち着かせているだけの状態となることも少なくありません。

 

このような場合は頻回に症状が出るようになり、さらには慢性化してより重症な感染症となってしまいます。

 

可能な限り病院を受診し、治療をおこなってください。

 

放置せずにすぐに受診を

性感染症は疲れやストレスなど、自分の免疫力の低下が原因で症状が出ることが多くみられます。

 

そのため、放置していても自分の免疫力が回復すると症状がおさまってしまうこともあります。

 

「症状がない」ことが「感染していない」ことではありません。

 

誤った認識で行動するとパートナーなど周囲への感染を起こしてしまうこととなります。放置することなく病院を受診しましょう。

 

病院に行くことや、陰部を見せることが恥ずかしいと感じ、病院を受診しない方もいると思います。

 

感染症は放置し悪化や慢性化した場合、不妊や全身感染症、長期入院となってしまう可能性があります。

 

少しでも気になる症状が見られた場合は放置することなく受診していただくようお願いします。

 

また、パートナーの感染も考えられますのでできる限りパートナーも一緒に検査を受けていただくようお願いします。

 

日常生活でできる予防法

 

感染症に対する予防は、不特定多数との性交渉は避けること、性交渉時はコンドームを使用することがあります。

 

もし、治療を受けられているのであれば症状消失だけでなく血液データ等での治癒確認を行うことは再発予防のために重要です。

 

また、これらの病原体に対して免疫ができることは少なく、容易に再感染を引き起こしてしまいます。

 

パートナーの感染を確認することは、再感染のリスクの軽減につながります。

 

病院や家来るドクターでできる治療

 

病院を受診すると診断から治療までおこなうことができます。

 

家来るドクターでは原因病原体を確認できませんが、医師の経験や、病歴、におい以外の症状を確認させていただくことで、病気の絞り込みや一時的な治療をおこなうことができます。

 

病院を受診したほうが良いか迷っている方も診察を通じて、医療機関を受診し検査を受けた方が良いかのアドバイスをおこなうことができます。

 

家来るドクター電話番号

 

まとめ

 

陰部のにおいは体質やちょっとした生活習慣の乱れといった簡単な日常のケアで改善するものから、重篤化しうる感染症まで幅広い原因が考えられます。

 

感染症では多くの場合付随する症状が出ますので、認めた場合は注意してください。

 

放置することは重篤化のリスクだけでなく、周囲への感染拡大につながってしまいます。

 

正しい診断、治療をおこなうことが、あなた自身、パートナーなどを守ることにつながります。

 

正しい知識をつけて、必要に応じて医療機関の早期受診をしましょう。

 

参考文献:

病気がみえるvol.6免疫・膠原病・感染症(第2版)

 

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【監修医師】西春内科在宅クリニック伊藤

 

西春内科・在宅クリニック 伊藤医師

 

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